俺の妹がこんなに可愛いわけがない・第10話
1177回目の書き込みです。 第10話 俺の妹がこんなにコスプレなわけがない 公園にて京介とあやせ。 「すいません。いきなり呼び出して」 「で、何か用なのか…?」 「実はお兄さん、ご相談があります」 桐乃の誕生日が近い。 そこでプレゼントをしたいのだけれど 「あやせからのプレゼントなら何でも喜ぶだろう」 否定はしないけど、一番欲しい物をあげたい。 「桐乃は自分の趣味のものを貰ったほうが嬉しいんじゃないかって」 だから相談している。 オタッキーな趣味を認めたわけじゃないが、今回ばかりは背に腹は変えられない。 それどころか以前に比べたらかなり譲歩している。 先日のこと。 桐乃がテーブルにメルルのフィギュアを6個並べた。 「どうこれ?可愛いでしょ〜」 「どうして同じのがいっぱいあるの?」 「全部違うよ。集めるの大変なんだから」 「集めてどうするの?」 桐乃一気に不機嫌に それからちょっと険悪になったそう。 そこでこの件を挽回すべく立ち上がった。 あやせの熱意を買って京介は欲しい物をリサーチすることを約束した。 高坂家 「はぁ?あんたあたしに何かプレゼントでもしたいの?うぇ〜、キモっ」 さらに桐乃の不満はあやせや黒猫たちにも及ぶ。 桐乃抜きで京介が接触している回数が多いから。 「いいけど、別に」 「んだよ、いちいち。てめえは俺の彼女か」 桐乃は強烈ビンタを食らわした。 ジャスティーンカフェにて二人に経緯を話す京介。 と言うわけで桐乃が求めているものを探しに行こう。 最初に目を付けたのはクレーンゲームのプライズ。 市販されてないって意味では良いかもしれない。 しかしパンチ不足。 次にエロゲーのビジュアルファンブック、レアな同人誌を提案。 貰う本人は歓喜かもしれんが、クライアントがブチ切れること確実。 次にメルルのDVD、BDコーナーもおそらくコンプリート済み。 どれだけ探しても見つからない。 現時点ではメルルのぬいぐるみが一番だけどもっと良いのがあるような気がする。 「それなりに入手困難で価値のある物」 「そんな都合のいい代物が」 黒猫があるポスターを指差す。 「確かに、これなら行けるかもしれない」 と言うわけで公園にあやせを呼び出す。 「もう一度言ってください」 「桐乃はそのアニメの大ファンなんだ。その非売品フィギュアでどうかなって」 「このアニメのグッズならOKです。ただ非売品フィギュアの入手方法というのが…」 「メルルのコスプレ大会の優勝賞品…」 表情一変。 「私に出ろと…」 「お前モデルだし、美人だし、優勝だって十分…。怒ってらっしゃいます?」 「当たり前じゃないですか!!!ブチ殺されたいんですか!この変態!」 京介は下調べをしてきた。 雑誌を開いて前回優勝のブリジットちゃんを見せる。 「お前がいくら悩殺パフォーマンスをしてもこれに勝てるか?」 「そもそも悩殺パフォーマンスなんてやりません!バカ!エッチ!」 コスプレ大会はメーカー主催のガチの大会、インパクトよりもいかに似ているか。 勝機はある。 あやせは美人だしモデルである。 キャラの選択で優勝もありうる。 と言うことであやせにぴったりのキャラを見せる 「ダークウィッチ、タナトス・エロスEXモード」 瞬間で回し蹴り、京介K.O. 「ほぼ全裸じゃないですか!死ね!」 当然拒否。 「じゃあ、桐乃へのプレゼントはどうなるんだよ」 「あ…」 優勝して賞品が手に入ればいい。 あやせも秘策があるようだ。 コスプレ大会当日 秋葉原某所に怪しい扮装の京介が居る。 あやせと加奈子が登場。 「お待たせしましたー。こちら私の同級生で来栖加奈子さんです」 「初めまして〜。来栖加奈子で〜す。かなかなって呼んでくださいね」 「初めまして…。かなかな、ちゃん…。俺は新垣のマネージャーで」 「はぁ?プロデューサーとかじゃねえの?あー、媚売って損した。つーかかなかなとか馴れ馴れしく呼ばないでくんない?キメーし」 (このガキ…) 「じゃあ衣装合わせしようか?」 地下駐車場 ワゴン車の前に京介仁王立ち ドアが開いてあやせに続いてメルルが登場。 激似。 直後ワゴン車は出発。 メルルは車のサイドミラーで自分を確認 「なんじゃこりゃ?ガキのアニメみたいじゃんかよ!どゆこと!」 「ごめ〜ん。言うの忘れてた〜。今日のミスコンってコスプレ大会なんだ〜」 「なんで加奈子があんなくだんねえもんに出なきゃなんないわけ!ぜってー嫌なんですけどー!」 「そっか〜。困ったな〜。加奈子の服乗せた車、今頃首都高目指してるかな〜。てへ」 つーことでコスプレ大会開始 「星くず☆ウィッチメルル、始まるよ〜!」 盛り上がるヲタの皆さん。 後方では京介とあやせが熱気に唖然。 「司会は私、星野くららです。よろしく〜」 大盛り上がりのヲタの皆さん。 そしてあやせは見つけちゃった 「お兄さん…。あれ…」 あれ↓ 「はいはいはい!く・ら・ら〜!」 「これが優勝賞品兼トロフィー、スペシャルメルルフィギュアで〜す。世界に一つの超レアグッズですよ」 「スペシャルメルル、キタキタキタ―――!!あたしに似てるキャラがあればな〜〜〜」 桐乃は出る気満々だった。 桐乃のテンションによっては加奈子にバレる可能性がある。 京介は桐乃の下へ あやせが自分のかぶっていた帽子を手渡す。 「エントリーナンバー1番、前回優勝のブリジットちゃんで〜す」 ブリジットちゃん登場に盛り上がるヲタの皆さん。 桐乃も「妹になって〜!」 帽子をかぶせて「いい加減にしろ、バカ」 思い切り足を踏んづけられる 「なんでここに」 「それかぶっとけ。学校の友達にバレたくねえだろ」 「誰か来てんの。後で説明してもらうからね」 ブリジットちゃん99点でいきなり優勝候補。 その後も次々と参加者登場も及ばず。 「あたしの知り合いって誰なの?もう出た?」 「出てくりゃ一発でわかるだろ」 「それでは続いて、エントリーナンバー21番。かなかなちゃんどうぞ〜」 「は〜い」 「星くず☆うぃっちメルルはっじまるよー! メルメルメルメルメルメルメ〜♪」 主題歌を歌って踊って 桐乃大喜び 「やば、鼻血出て来た」 「隕石よりも〜キラっ」 「巨大なパワーで〜キラっ」 ヲタ芸炸裂のオーディエンス と言うことで文句なしの100点満点で優勝。 「でさ〜。あたしの知り合いっていつ出てくんの?」 あやせは加奈子の才能を見込んでの今回の策だった。 控室に向かう京介。 加奈子「あーやってらんねー。んだよ、あのキモヲタ共は。付き合ってらんねーよ」 ブリジット「か、かなかなちゃん…、そんなこといっちゃだめじゃない…」 加奈子はメルルのステッキを投げて京介に命中 「メルルが、ダークウィッチになっちゃったよ〜」 「キモいんだよ、クソガキうっぜ〜」 ブリジットは泣いて出て行ってしまった。 「こら!あんな小さい子泣かすな!」 「んなことより、どうだった?加奈子のステージ」 加奈子は全然知らない曲だったがアイドルオーディションを受けた経験を即行で覚えることができる。 「あんな楽しそうに歌ってたのにありゃ嘘か」 「楽しかったよ。可愛いって言われるの好きだし」 京介ちょっと安心。 賞品が京介からあやせに渡った。 一方加奈子「遅い!あたしの服まだなの〜!」 あやせは帰宅。 メルルフィギュアは桐乃に渡って、机の片隅に飾られていた。 桐乃はネットのニュースで大騒ぎするメルルを見ていた。 「あれ…?」 あー、面白かった。 笑ったな。 加奈子 裏表がはっきりしている性格が最高に面白かった。 裏の顔は最高に性悪で、表舞台に立つと最高のエンターテイナー。 歌って踊って盛り上げて、終わると「キモヲタうぜー」(笑) でもまんざらでもないと言った表情が好感持てるかもね。 最後は思い切りオチにされたけど、ここまで出番が少なかったから当番回と思えば納得のオチ(笑) あやせ 「集めてどうするの?」 これは聞いちゃダメよね(笑) 答えに窮する。 そしてかなりオタク趣味に歩み寄った感はあるんだけど、これ以上歩み寄ることは無いのかな。 あの罵詈雑言はドMにとって辛抱たまらんだろうな(笑) 桐乃 鼻血を出すヒロインってなかなか居ないね(笑) 笑ったわ。 ブリジットちゃん 可愛いと思う。 セリフは明らかに棒なんだけど、棒でいいや。 可愛い感じが出ていたから。 泣かされて退場というのが寂しい(笑) 田村ゆかり 加奈子役で星野くらら役でメルル役。 全部同じ声じゃん(笑) 今週のベストメルル つーかエンドカードです。 いとうのいぢですけどね(笑) 次回
「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 楽しみです。 |
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2011/5/17(火) 午後 6:36 [ ぺろぺろキャンディー ]
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>「はぁ?あんたあたしに何かプレゼントでもしたいの?うぇ〜、キモっ」
竹達さん、ヤバイっ(萌
2011/6/13(月) 午前 3:49 [ 紅月 ]