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【芸能・社会】

猫ひろし“二股”宣言 カンボジア 結局、マラソンなし

2012年5月13日 紙面から

「悔しいけどまだ終わりじゃない」と会見で語った猫ひろし=羽田空港で(稲岡悟撮影) 

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 国籍を変更してロンドン五輪男子マラソンのカンボジア代表に選ばれたが、参加資格が認められず出場が消滅したタレント猫ひろし(34)が12日、カンボジア五輪委員会のワット・チョモラン事務局長とともに東京・羽田空港で会見し、4年後のリオデジャネイロ五輪もカンボジア代表として出場を目指すことを明かした。

 猫は「本当に残念」と神妙な表情で、「悔しいけどまだ終わりじゃない。カンボジアのスポーツや観光の発展に貢献したい。カンボジアと一緒に成長し、もう一度チャンスがあるなら、リオ五輪に挑戦できればと思っている」と再挑戦への意欲を語った。

 チョモラン氏は「猫さんは10月18日以降はカンボジア代表になれる」とした上で「今後の大会もカンボジア選手として出てほしい」と期待を込めた。

 また、ロンドン五輪では猫に代わって、マラソンではなく男子800メートルに20代のキエン・サモン選手を出場させることを検討中だと発表した。猫よりマラソンのタイムが速いヘム・ブンティン選手(26)については「整理すべきことがある」と出場させない方針を明言した。

 関係者によると、ブンティン選手は06年の北京五輪に出場したが、2年前からカンボジア五輪委員会や陸連との関係が悪化。ブンティン選手と猫以外のマラソン選手はタイムが3時間台のため、別種目のサモン選手に白羽の矢が立ったという。

 猫は今後の芸能活動については「僕はずっと芸人。今まで通りカンボジアと日本を行き来していく。大会があれば長くいることになるので、去年はカンボジアにいた方が長かった」と説明。「活動の拠点は日本?」と聞かれると「そうですね」とうなずいた。

 国際陸上競技連盟は今年、国籍変更の新規定を設置。国籍取得後1年未満の場合は「連続した1年の居住実績」か「国際陸連理事会の特例承認」が必要になり、昨年10月に国籍変更したばかりの猫は五輪出場が消えた。

 芸人仲間の励ましも多かったそうで、猫は「安田大サーカスのクロちゃんから最初にメールがあった。(事務所の)先輩の久本(雅美)さんたちにも『頑張れ』と言われた」と話した。

 

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