猟友会(,,゚Д゚) ガンバレ! クマ愛誤の戯言は華麗にスルーせよ
ヒグマの有害駆除に反対している愛誤が、「ヒグマを駆除する必要はない。それなのに猟友会が射殺するのは金儲けが目的だからだ」と猟友会を中傷しています。しかしそれらは大嘘です。
愛誤がヒグマ駆除を担う猟友会を「金儲けのため」と中傷する根拠は次のとおりです。それぞれが事実無根であることを説明します。
1、熊の胆嚢は漢方薬原料として高く売れる。
2、熊肉を市販する。
3、毛皮を売る。
1、熊の胆嚢について。
熊の胆嚢は漢方薬原料として高価で取引されているのは事実です。しかし限られた時期に狩猟したものでなければ商品価値はありません。その限られた時期とは、熊の冬眠明け直前で巣穴にいるもの、冬眠が明けてまだ食物を摂っていない状態のものです。
その理由を私なりに推測してみました。
熊の胆嚢=熊胆の有効成分は胆汁酸です。この成分は小腸に分泌され、脂肪の消化を担います。胆汁酸は肝臓に蓄えられた脂肪から作られます。ヒトでも、脂肪肝の方は胆汁酸が過剰に胆嚢に蓄積されて胆石を作る原因になります。
脂肪肝は過剰なカロリーの摂取のほかに、意外かと思われるかもしれませんが飢餓が原因でも起こります。肝臓の脂肪が血中に放出されるためにはある特定のタンパク質が必要です。しかし飢餓状態ですとタンパク質が不足するため、脂肪が肝臓にとどまります。そのために脂肪肝になるのです。
熊の冬眠は4ヶ月にも及びます。冬眠明け前後は飢餓状態でしょう。そのために胆嚢に胆汁酸が大量に蓄えられ、冬眠明けの熊の胆嚢は有効成分を多く含み、価値があるのだと思います。冬眠から明けて食物を摂取した熊の胆嚢が商品価値がないのは、消化のために胆嚢から有効成分が分泌されて含有量が少なくなっているからだと思います。
かつては公的施策として「春熊駆除」=正しい名称は「計画的駆除」と言いますが、北海道のヒグマに対して行われていました。冬眠明けの時期に巣ごもり中のヒグマを主に狩猟したのです。
この「計画的駆除」で駆除された熊の胆嚢が漢方原料として流通したのは事実です。しかし1989以降は行われていません。
単発的なヒグマの有害駆除では、胆嚢が商品価値を持つ時期とは限りません。また駆除数は一頭ではスケールメリットがありません。
エゾヒグマ
また、熊の胆嚢は薬事法の規制を受けます。薬務行政から正式な認可・承認を受けていない場合、熊胆の販売・譲渡は認められていません。有害駆除されたヒグマの内蔵は研究機関に提供されます。
熊胆
2、熊肉を市販して金儲けをするという点について。
ヒグマ肉を食肉として一般に市販しようとすれば、食品衛生法の規制を受けます。「食肉処理業」の営業許可を得ることが必要になります。また設備等の基準や病原菌検査等の複数の検査項目をクリアしなければならず、スケールメリットのない有害駆除されたヒグマの肉を市販したとしても赤字になります。
なお、猟友会メンバーなどの関係者が自家消費するには食品衛生法の規制は受けません。私がヒグマ肉を食べたことがある人から聞いた話では、固くて臭いがきつくて美味しいものではないようです。
食品衛生法
3、ヒグマの毛皮を売って金儲けするという点について。
熊の毛皮は、毛がごわごわして粗く、皮も硬いので敷物位にしかなりません(私が子供の頃には家にツキノワグマの毛皮がありました)。今時、熊の毛皮の敷物なんて流行りません。
成金でも引きますね。熊の毛皮は大概廃棄されるようです。
以上より、「ヒグマの有害駆除で猟友会が金儲けしている」との愛誤の主張は事実無根の中傷だということがお分かりいただけると思います。
私がヒグマ駆除に反対する愛誤ブログに以上の事柄をコメントしたことがあります。「そんなに儲からないのならばハンターなんてさっさと廃業しろ」とレスが返って来て驚愕しました。今時、貧しい職業マタギなんて日本に何人いるのやら。
猟友会に誤解があるようです。日本では近年ますます狩猟銃免許の取得が厳しくなりました。免許取得のために3千万円以上の資産を保有する証明が必要になる場合があります。
農林畜産業者が、事業での害獣による被害防止のために免許を取得する以外では、特に都市部の猟友会メンバーは開業医や会社経営者等の富裕層がほとんどです。私の父は猟友会の支部長を務めていたことがありますのでよく知っています。
猟友会の会員数は、最盛期の40万人から10万人に激減しています。狩猟銃免許の取得が難しくなったことが大きな原因ですが、将来的に有害駆除を担うハンターが不足することを懸念します。
ヒグマ等の危険な猛獣の駆除は命懸けです。猟友会の方々には感謝こそすれ、事実無根の中傷を行い攻撃するのは止めていただきたいです。ヒグマ駆除に反対し、安全な場所で自分勝手な思い込みで好きなことを無責任に言いたい放題する迷惑を考えていただきたいです。
(参考リンク)
デカイヤツが残したもの
ヒグマの被害
愛誤がヒグマ駆除を担う猟友会を「金儲けのため」と中傷する根拠は次のとおりです。それぞれが事実無根であることを説明します。
1、熊の胆嚢は漢方薬原料として高く売れる。
2、熊肉を市販する。
3、毛皮を売る。
1、熊の胆嚢について。
熊の胆嚢は漢方薬原料として高価で取引されているのは事実です。しかし限られた時期に狩猟したものでなければ商品価値はありません。その限られた時期とは、熊の冬眠明け直前で巣穴にいるもの、冬眠が明けてまだ食物を摂っていない状態のものです。
その理由を私なりに推測してみました。
熊の胆嚢=熊胆の有効成分は胆汁酸です。この成分は小腸に分泌され、脂肪の消化を担います。胆汁酸は肝臓に蓄えられた脂肪から作られます。ヒトでも、脂肪肝の方は胆汁酸が過剰に胆嚢に蓄積されて胆石を作る原因になります。
脂肪肝は過剰なカロリーの摂取のほかに、意外かと思われるかもしれませんが飢餓が原因でも起こります。肝臓の脂肪が血中に放出されるためにはある特定のタンパク質が必要です。しかし飢餓状態ですとタンパク質が不足するため、脂肪が肝臓にとどまります。そのために脂肪肝になるのです。
熊の冬眠は4ヶ月にも及びます。冬眠明け前後は飢餓状態でしょう。そのために胆嚢に胆汁酸が大量に蓄えられ、冬眠明けの熊の胆嚢は有効成分を多く含み、価値があるのだと思います。冬眠から明けて食物を摂取した熊の胆嚢が商品価値がないのは、消化のために胆嚢から有効成分が分泌されて含有量が少なくなっているからだと思います。
かつては公的施策として「春熊駆除」=正しい名称は「計画的駆除」と言いますが、北海道のヒグマに対して行われていました。冬眠明けの時期に巣ごもり中のヒグマを主に狩猟したのです。
この「計画的駆除」で駆除された熊の胆嚢が漢方原料として流通したのは事実です。しかし1989以降は行われていません。
単発的なヒグマの有害駆除では、胆嚢が商品価値を持つ時期とは限りません。また駆除数は一頭ではスケールメリットがありません。
エゾヒグマ
また、熊の胆嚢は薬事法の規制を受けます。薬務行政から正式な認可・承認を受けていない場合、熊胆の販売・譲渡は認められていません。有害駆除されたヒグマの内蔵は研究機関に提供されます。
熊胆
2、熊肉を市販して金儲けをするという点について。
ヒグマ肉を食肉として一般に市販しようとすれば、食品衛生法の規制を受けます。「食肉処理業」の営業許可を得ることが必要になります。また設備等の基準や病原菌検査等の複数の検査項目をクリアしなければならず、スケールメリットのない有害駆除されたヒグマの肉を市販したとしても赤字になります。
なお、猟友会メンバーなどの関係者が自家消費するには食品衛生法の規制は受けません。私がヒグマ肉を食べたことがある人から聞いた話では、固くて臭いがきつくて美味しいものではないようです。
食品衛生法
3、ヒグマの毛皮を売って金儲けするという点について。
熊の毛皮は、毛がごわごわして粗く、皮も硬いので敷物位にしかなりません(私が子供の頃には家にツキノワグマの毛皮がありました)。今時、熊の毛皮の敷物なんて流行りません。
成金でも引きますね。熊の毛皮は大概廃棄されるようです。
以上より、「ヒグマの有害駆除で猟友会が金儲けしている」との愛誤の主張は事実無根の中傷だということがお分かりいただけると思います。
私がヒグマ駆除に反対する愛誤ブログに以上の事柄をコメントしたことがあります。「そんなに儲からないのならばハンターなんてさっさと廃業しろ」とレスが返って来て驚愕しました。今時、貧しい職業マタギなんて日本に何人いるのやら。
猟友会に誤解があるようです。日本では近年ますます狩猟銃免許の取得が厳しくなりました。免許取得のために3千万円以上の資産を保有する証明が必要になる場合があります。
農林畜産業者が、事業での害獣による被害防止のために免許を取得する以外では、特に都市部の猟友会メンバーは開業医や会社経営者等の富裕層がほとんどです。私の父は猟友会の支部長を務めていたことがありますのでよく知っています。
猟友会の会員数は、最盛期の40万人から10万人に激減しています。狩猟銃免許の取得が難しくなったことが大きな原因ですが、将来的に有害駆除を担うハンターが不足することを懸念します。
ヒグマ等の危険な猛獣の駆除は命懸けです。猟友会の方々には感謝こそすれ、事実無根の中傷を行い攻撃するのは止めていただきたいです。ヒグマ駆除に反対し、安全な場所で自分勝手な思い込みで好きなことを無責任に言いたい放題する迷惑を考えていただきたいです。
(参考リンク)
デカイヤツが残したもの
ヒグマの被害