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福島第一原発 17歳の少年が作業5月8日 22時51分
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東京電力福島第一原子力発電所で、事故直後の去年4月に法律で原発での作業を禁止されている18歳未満の少年が作業に当たっていたことが分かりました。
作業していたのは、福島第一原発の収束作業を請け負った鹿島の下請け会社の当時17歳の少年で、去年4月6日から6日間、原発の建屋の壁に配管を通す作業に当たっていたということです。
作業後の検査では、少年の被ばく線量は1.92ミリシーベルトで健康に問題はなかったということです。
18歳未満で原発で作業をすることは法律で禁止されていますが、鹿島によりますと、少年は下請け会社に生年月日を1年早く改ざんした住民基本台帳の写しを提出していたため気付かなかったということです。
福島第一原発では、事故直後の去年3月から6月上旬までは作業員の名前や年齢を元請け企業が提出する名簿で確認するだけで免許証などによる本人確認を行っておらず、東京電力が当時の作業員の名前や生年月日の確認を進めるなかで、7日になって少年が当時17歳だったと分かったということです。
福島第一原発で収束作業に当たった作業員はおよそ2万3000人に上りますが、このうち6000人は今も本人確認ができていないため、東京電力はほかにも18歳未満の作業員がいなかったか確認を急ぐことにしています。
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