PRISMIC

les jours melancolique...
moi,qui ne connais pas personne...


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またまた川上未映子さんの講演会に行って参りました!


今回の講演会は、読売新聞主管のもので、先月に帰省した際、実家で取っている朝刊が読売新聞なのですが、そこでこの講演会のことを知り応募していて、運よく聴講のチケットを手にした次第です。


今回は21世紀活字文化プロジェクトというものの一環の活字文化公開講座で、後援は文部科学省、文化庁。


というわけで、専修大学に行ってきました。


向ヶ丘遊園という地も初めてなら、専修大学も初めてでドキドキ・・・


バスに揺られて、バスが行く先は山?丘?の上・・



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そして降りたら目の前にはトンネルが・・


???


どうやらこのあたり一体が大学の所有地のようで、このトンネルも多分大学にのみ通じる専用道のようです・・。私立大学の本気を見た・・!



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トンネルの中はこんな感じでした。


今日は晴れていたし、初めての場所に来た高揚感があったけれど、多分雨の日とか夜はこのトンネルは相当怖いのでは・・。



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そして無事到着。向こう側に見えるのが件のトンネルです。


とってもきれいなキャンパスでした。


専修大の向こう側は明治大学の生田キャンパスで、周りはグラウンドや寮などで囲まれていて、ちょっと楽しそうな雰囲気。


さて、肝心の講演会ですが、内容的には五月に早稲田で聞いた「我々の読書は~」と被るところが多かったでしょうか。(テーマが同じ読書だもんね。)


今日は川上さんは高熱を押して来ていたようなのですが、そんな日でもやはり彼女の言葉に対する思いや、言葉に対する真摯な姿勢は変わることがなくて、聴きに来れてよかったなぁとしみじみ。


端的ですが、今回印象的だった言葉を・・


「私たちは言葉の呪い/祝福を受けている」


「”私”が世界を掴んだのではなく、世界が”私”の一部を掴まえた」


「人間は自分のことさえ自分で選ぶことができない」


本でもブログでも講演会でも、いつも彼女の言葉はある種の衝撃を私に与えるし、自分の気持ちを代弁してくれたという気持ちにもなるし、彼女が自分が唯一肯定される術だと言っていたこと、言葉によって誰かを救い上げ明日に繋げる、ということを私は幾度となく彼女から受けています。


言葉の選び方だとか、振る舞い、いろいろに川上さんの良い”らしさ”があって、それを模倣したいという意味ではなく、自分も自分のそんな良い”らしさ”が出るようになったらいいなという意味でとても憧れます。


そして講演会に続いて専修大学の教授、准教授の方を交えてのトークセッション。


最後に駆け足になった、おすすめの本を紹介する、というところがトークセッションの中では一番の聴き所だったというふうに感じました。とりあえず「タイタンの妖女」を読もう。


そして質疑応答。早稲田でも質疑応答の時間があったのだけど、学生にそれぞれの大学のカラーがよく出ることが面白かったです。


講演会、トークセッション、質疑応答を終え、最後にサイン会があって、また少しお話することができたのだけど、結局緊張して上手いことの一つも言えずに敢え無く終了・・orz



ただ、なんかもう未映子さんにお会いできるということが嬉しくて、久々にちょっと気合いを入れていったらwサインをしてもらうときに「お洋服かわいいね」と言ってもらえて・・もう・・・内心ルンルンで・・・w



この気持ちを日常生活で異性に置き換えられないからこその恋愛教に対する拒否反応なんだろうなぁ(´`)遠い目



そうしてまた山だか丘だかを降り、岐路に着きました。


行き帰りともに、見知らぬ街を車窓から眺めつつで、ちょっと疲れたけど楽しかったです。


東京ってちょっと都心を離れると山も河もあって、田んぼまであったりして、予想外なことが多くて、いつも知ってるつもりになってるだけで全然知らないことが沢山あるなぁと驚かされます。


刺激の多い一日でした。







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