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“再稼働で関電管内の電力不足縮小”5月10日 9時1分
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政府は、福井県の大飯原子力発電所が仮に運転を再開した場合、原発による電力で夜間に水をくみ上げて昼間に発電する揚水発電の供給力などが増加するとして、関西電力管内の電力不足は、0.9%まで縮小するとした試算をまとめました。
政府は、ことしの夏の関西電力管内の電力需給について大飯原発が運転再開しない場合、おととし夏並みの猛暑になれば、企業や家庭で節電が行われたとしてもおよそ15%の電力が不足するとした見通しをまとめ、電力の需給状況を検証する第三者委員会が妥当かどうか検証しています。
一方、これとは別に政府は、今回、大飯原発の3号機と4号機が仮に運転を再開した場合の需給の状況ついても新たな試算をまとめました。
それによりますと、原発そのものの供給力に加え、原発による電力で夜間に水をくみ上げて昼間に発電する揚水発電の供給力も増えることが見込まれるとして、電力の不足幅は0.9%まで縮小するとしています。
政府は、10日に開かれる第三者委員会にこうした試算も示し、これまでの見通しも含めて妥当な内容かどうかを議論することにしています。
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