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学校で竜巻の避難訓練実施へ
5月12日 17時39分

学校で竜巻の避難訓練実施へ
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竜巻で380棟を超える建物が壊れた栃木県益子町は、子どもたちが学校にいるときに竜巻でけがをするのを防ごうと、町内のすべての小中学校で、竜巻を想定した避難訓練を行うことになりました。

今月6日の竜巻で、益子町では385棟の建物が壊れ、町内の小学校でもガラスが割れるなどの被害が出ましたが、当日は休みだったため校内でけがをした子どもはいませんでした。
町の教育委員会は、今後、子どもたちが学校にいる時間帯に竜巻が起きた場合、子どもがけがをするのを防ごうと町内の4つの小学校と3つの中学校のすべてで、竜巻を想定した避難訓練を行うことになりました。
具体的な訓練の内容は、各学校が校舎の状況などを考慮して検討しますが、教育委員会は、子どもたちが竜巻で割れたガラスでけがをするおそれがあることから、窓から速やかに離れること、姿勢を低くして竜巻に巻き上げられない体勢を取ることなどを盛り込んでもらうことにしています。
益子町の高橋正恭教育長は「竜巻への対処のしかたは学校で訓練すれば、学校以外の場所でも応用できる。子どもの命を守るために実施したい」と話しています。

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