いまだ戦え山岸広太郎
「敵の消費者庁警察庁パチンコ系族議員による三体合体ロボを倒すには合体する一瞬の隙を突くしかない! 今回は読売のフライング、確かに検討はしているが通知を出す可能性まで紙面に書かれるとは思っていなかったんだ!」
「警察庁はあの報道はなんぞと言ってます!」
「そうだろうそうだろう。熱いお茶を飲むタイミングではない。摘発情報はリーク内容を否定して一度引っ込めてからが勝負なんだ! 倒すには、このタイミングしかない! 走れ! 広太郎! GREEの広報能力のすべてを”当局との対話に全力を尽くして国民生活の発展に寄与して参ります”と叫んで回るんだ!」
「しかし… なぜ広太郎?」
「田中社長は暖かくして寝ている!」
「なんですって」
「彼はいい奴なんだ。勝負根性というものが備わっていない。摘発情報にびっくりしてシンガポールの村上世彰に資産移転の相談をしちゃうような男だぞ。戦うには善良すぎる!」
「そんな人が社長だったなんて…」
「インサイダーの疑いをかけられて経営者を降りるよりはマシだろう。しかし、この戦いはタイミングが命だ。切り抜けられるのは… 広太郎しかいない!」
「でも彼はGREEの中で必ずしも業績をあげたわけでは…」
「だとしてもだ。彼しか… 業界を救えるのは彼しかいないのだよ」
『まるで分かっていない』
「誰だ!?」
『お前らはゲーム業界じゃない。パチンコ業界の売上を掠め取っているだけの存在だ』
「なんだ、そんな話か」
「どうでもええわそんなの」
「いずれにせよ、広太郎にすべてを賭けるんだ! 阿部重夫さんの挑発に負けてはならない!」
「分かりました! いますぐ料亭をセットに走ります!」
「時間が、私たちには時間がないのだ!」
※ この作品はフィクションです。、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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