2012年 5月 11日
中国広域連合設立に意欲
岡山県の石井知事は、国の出先機関が廃止された後の業務の受け皿となる「広域連合」を、中国5県で設立する方針を示しました。11日の定例会見で明らかにしたもので、来月1日に山口県岩国市で開かれる中国地方知事会議で各県の合意を得た上で、対象となる出先機関や設立の時期などの具体的な方向性を打ち出したいと述べました。また、国が先月まとめた、対象機関の事務の一部で移管の例外を認めるとする基本案について、原則、対象機関の全ての事務を移管すべきとの考えを示し、知事会で意見をすりあわせていくとしています。

大型物流倉庫が着工
岡山県下最大規模の物流倉庫が総社市に建設されることになり現地で起工式が行われました。起工式には関係者約50人が出席し鍬入れなどを行って工事の安全を祈りました。この施設は岡山総社ICの近くに建設される5階建ての物流倉庫で、延べ床面積は約7万8000平方メートルと県下最大規模となります。建物には耐震構造が採用されている他、断水や停電にも対応できる設備が整っており災害に強いのが特徴です。建設は岡山市の両備ホールディングスが行い、完成後は東京に本社のあるGLプロパティーズに売却が決まっています。GLプロパティーズは国内外で物流倉庫の運営管理を手がけている会社でICのすぐ近くという立地の利便性を生かした物流の拠点として期待を寄せています。完成は来年2月の予定で、すでに倉庫面積の約4割は契約済みと言うことです。

カキツバタ見ごろ
紫色の花が咲き競い、新緑に映えます。津山市の神社で、初夏を彩る花カキツバタが見ごろを迎えました。カキツバタが見ごろを迎えたのは、津山市神戸の作楽神社です。神社の堀には、約2000株のカキツバタが植えられ、満開となっています。紫色の鮮やかな花が新緑に映え、美しく咲き誇っています。ここに植えられているカキツバタは、地元の有志が手入れをしているもので、株分けをするなどして花の数が年々増えています。新緑のなか、水面に映える姿は美しく、訪れた人はしきりにカメラに収めていました。作楽神社のカキツバタは、来週一杯楽しめるということです。

高校生が看護体験
5月12日は「看護の日」です。岡山市の病院で高校生が看護師の仕事を体験する催しが行われました。白衣に着替えて看護の仕事を体験したのは岡山市の後楽館高校に通う2年生と3年生の男女4人です。この催しは毎年、看護の日に合わせ看護職に興味のある学生に実際の医療現場を体験してもらおうと行われているものです。生徒たちは病院内を見学したり看護師のアドバイスを受けながら入院患者の髪を洗う手伝いをするなどその仕事に触れていました。岡山市立市民病院ではこうした体験を通し医療の仕事に興味を持つ学生が増えてくれればと話しています。