株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2011年3月期の決算につきまして、ご報告させていただきます。
売上高783百万円、営業利益10百万円、経常利益11百万円、当期純利益8百万円となりました。
当期は、新たな中期経営方針に基づき、「収益基盤拡大」と「黒字体質への転換」という重点課題に積極的に取り組んだ結果、3期連続の赤字から脱却し、黒字転換を果たすことができました。株主の皆様のこれまでの温かいご支援に深く感謝しております。
業績数値面では、売上高におきましては、業績予想を上回り、前年に比較しても増収増益となりました。売上においては、電力系通信事業者向けの製品販売が好調であったことやその他のソフトウエア販売も好調で、当社ビジョンの一つ「ライセンスビジネスの成功」に向けて手ごたえを感じることができました。また、経費削減に関しても、一定の成果が得られ、黒字体質への転換に向けても着実に進展することができました。今後の安定的な事業拡大へ向け、中期的な基盤が築けたと考えております。
2012年3月期におきましては、NGNの進展、スマートフォン等の爆発的な普及など、当社事業分野が拡大する傾向にあるものの、本年3月に発生した東日本大震災が今後の景気動向に影響を及ぼすと考えられ、今後の当社事業においても予断を許さない状況であります。
当社事業に関しては、昨年度より中期経営方針に基づき進めている「収益基盤の拡大」を目指した活動が成果を出し始めており、商用製品、サービス関連のライセンス販売、開発案件が増加してきております。これらの取り組みを積極的に進めるとともに、昨年度に引き続き「黒字体質への転換」の取り組みとして、先行きが不透明な市場に対応すべく更なる柔軟なコスト構造へ向けて体質強化をしてまいります。
このような方針のもと、当事業年度は昨年度に引き続き増収増益に向けて全社一丸となり、これらの活動に尽力してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2011年5月13日
代表取締役社長

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