わいせつ巡査:高校時代から痴漢「変わりたくて警察官に」

毎日新聞 2012年05月11日 23時46分(最終更新 05月11日 23時49分)

 神奈川県警は11日、女子高校生の尻を触ったなどとして逮捕、起訴された南署地域課の小林裕樹巡査(20)を懲戒免職処分にしたと発表した。県警によると、小林元巡査は高校時代から制服姿の女子中高生を狙って痴漢を繰り返していたといい、「警察官になれば自分を変えるきっかけになると思ったが、痴漢をしたい欲望を抑えられなかった」と話しているという。

 小林元巡査は今年1月10日、横浜市旭区で同日に女子高校生(17)のスカートをめくり尻を触ったとして逮捕され、別の女子高校生に対する行為も併せ、横浜簡裁から県迷惑行為防止条例違反(卑わい行為)で罰金20万円の略式命令を受けるなどした。

 県警監察官室によると、小林元巡査は10年4月採用。逮捕された事件を含め在職中に計12件のわいせつ行為をしたことを認め、「被害者に怖い思いをさせ、深い心の傷を負わせてしまい本当に申し訳ない」と話しているという。

 菅原保・首席監察官は「警察官としてあってはならないこと。被害者やその家族をはじめ県民の皆さまにおわび申し上げるとともに再発防止に努めたい」とコメントした。【山下俊輔】

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