Updated: Tokyo  2012/05/12 06:39  |  New York  2012/05/11 17:39  |  London  2012/05/11 22:39
 

ギリシャ連立交渉決裂、急進左派が挙国一致内閣を拒否

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  5月11日(ブルームバーグ):救済合意に反対するギリシャ急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は、挙国一致内閣への参加要請を断った。これにより、ユーロ離脱懸念が強まる中で再選挙が実施される可能性が高まってきた。

ツィプラス党首は11日アテネで、「この提案を断ったのはSYRIZAではなく、ギリシャ国民だということを強調したい」とした上で、「国民はすでに救済策を拒否している。従って、いかなる政府にもそれを実行する権利はない」と言明した。発言の様子は国営NETテレビで中継された。

ツィプラス党首が挙国一致内閣への参加を拒否したことで、再選挙回避への望みは薄れた。ギリシャの世論調査によれば、再選挙となった場合はSYRIZAが第1党に躍り出る可能性がある。

10日にパプリアス大統領から3回目かつ最後となる組閣要請を受けた全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は11日、ツィプラス党首と会談し挙国一致内閣への協力を求めたが、ツィプラス党首はこれを断った。ベニゼロス党首は12日に組閣の責務を大統領に返上する。 

原題:Greek Anti-Bailout Leader Rejects Unity GovernmentProposal (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Maria Petrakis mpetrakis@bloomberg.net;アテネ Natalie Weeks nweeks2@bloomberg.net;アテネ Marcus Bensasson mbensasson@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tim Quinson tquinson@bloomberg.net;Jerrold Colten jcolten@bloomberg.net

更新日時: 2012/05/12 04:42 JST

 
 
 
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