ビックカメラ:コジマ買収決定、業界2位、ヤマダ追い上げ

毎日新聞 2012年05月11日 11時19分(最終更新 05月11日 15時49分)

主要家電量販店の売上高順位
主要家電量販店の売上高順位

 家電量販店大手のビックカメラは11日午前、取締役会を開き、同業のコジマを買収することを決めた。午後に発表する。両社の売上高は合計で1兆円を超え、業界最大手のヤマダ電機に次いで2位に浮上する。テレビ販売が急激に落ち込むなど、家電業界の経営は厳しさを増している。今回の統合が、業界の新たな再編につながる可能性がある。

 ビックはコジマが6月にも実施する第三者割当増資を引き受け、株式の50%超を取得して傘下に収める見通し。買収額は100億円を超えるとみられる。コジマはビックの買収後も上場を維持し、店舗名も存続する方針。両社の売上高を単純合算すると1兆615億円となり、11年3月期の売上高が2兆1532億円で最大手のヤマダ電機に次ぐ規模となる。

 ビックは11年8月期の売上高が6121億円と業界5位。東京や大阪など大都市の主要駅周辺を中心に店舗を展開。売り場面積が1万平方メートル程度の大規模店が多く、全国に約40店。一方、コジマは11年3月期で4494億円と6位。郊外の幹線道路沿いや住宅地を中心に、3000平方メートル程度の中規模店を主力に全国で約200店を展開している。

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