阪神3歳牝馬ステークス

2011-10-04

阪神3歳牝馬ステークス(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)の初代女王に輝いたニシノフラワー。この馬も名牝と呼ばれる一頭です。
同馬は初G?となるこのレースで、後のマイルチャンピオンシップ馬、シンコウラブリイと人気を二分します。ニシノフラワーは締め切り直前で一番人気に指示され、その人気に応えるかのように快勝しました。
この勝利は、ニシノの冠名で知られる西山牧場にとっても初めてのG?勝利でした。さらには、佐藤正雄騎手にとっても初めてのG?勝利と、多くの関係者にとって孝行娘でもありました。
桜花賞では、牝馬に強い河内騎手を鞍上に迎え、またもや1番人気で勝利。G?2勝目をあげます。
しかしこの馬にとっては距離が長かったのか、オークス、エリザベス女王杯は敗退してしまいます。
ニシノフラワーはここから路線を短距離に定めます。すると、当時は有馬記念の前週に開催されていたスプリンターズステークスを快勝。このレースは同馬にとって初めての古馬混合戦となりましたが、短距離界の名馬ヤマニンゼファーを差し切っての勝利。その年の最優秀短距離馬、最優秀4歳牝馬(当時の呼称)に輝く快挙を達成します。
古馬になってからも活躍が期待されましたが、マイラーズカップに勝利したものの、安田記念ではヤマニンゼファーに、マイルチャンピオンシップではシンコウラブリイに敗れてしまいます。一度勝っていた馬に負けたことで、成長力に疑問は残ったものの、引退レースとなる有馬記念2011では3着に入る健闘ぶり。最後に意地を見せてターフを去りました。

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