がれき撤去:力仕事助けて…ボランティア不足、南相馬

毎日新聞 2012年05月10日 21時28分(最終更新 05月10日 21時43分)

側溝にたまった泥やがれきをかき出すボランティア=福島県南相馬市小高区で、福島祥撮影
側溝にたまった泥やがれきをかき出すボランティア=福島県南相馬市小高区で、福島祥撮影

 東京電力福島第1原発事故の警戒区域が4月に解除された福島県南相馬市で、がれき撤去などにあたるボランティアが不足している。震災から1年以上たち、ボランティアが減少している上、「力仕事」よりも仮設住宅での交流活動などに支援内容が移りつつあるためとみられる。住民からは「がれき撤去にようやく取り掛かった地域があることを知って」との声が上がっている。【福島祥】

 南相馬市は4月16日に警戒区域が解除され、一部地域を除き住民が自由に立ち入れるようになった。同市小高区の長山一尉(かずい)さん(79)は仮設住宅から毎日、津波にのまれた自宅に通っている。「まだまだ家の周りは片付かない。心身共に疲れる。被災地といっても、原発事故の影響を受けている地域は違うと分かってもらいたい」と訴えた。

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