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2012年5月10日16時26分

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元特捜部長の弁護団に郷原氏参加へ FD改ざん隠蔽事件

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写真:会見する郷原信郎弁護士=大阪市北区拡大会見する郷原信郎弁護士=大阪市北区

 大阪地検特捜部のフロッピーディスク(FD)改ざん隠蔽(いんぺい)事件で犯人隠避罪に問われ、一審・大阪地裁判決で有罪とされた元特捜部長の大坪弘道被告(58)=控訴中=の弁護団が10日、大阪市で会見し、元検事の郷原信郎(のぶお)弁護士(57)が弁護団に加わると発表した。

 郷原氏は会見で「今回の不祥事は検察全体の対応が検証されるべきで、個人の問題ではない」と主張。故意の改ざんと認識しながら、上司にうその報告をしたとされる起訴内容を「内部の報告の問題で、犯人隠避罪にあたらない。無罪を得ることが検察にとってもプラスになる」と述べた。

 郷原氏は、大阪地検特捜部の不祥事を機に設置された法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」の委員を務め、検察改革の必要性を訴えてきた。

 大坪元部長は弁護団を通じて「心強く感じている」とのコメントを出した。

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