ここから本文です
最終更新:2012年5月11日(金) 1時21分

都に原発住民投票請求、署名32万人

動画を他のプレイヤーで見る


 原発の是非を問う住民投票の実施を東京都で目指すグループが、32万人分の署名を手に条例の制定を求める請求を行いました。

 東京都で原発の是非を問う住民投票の実施を目指す市民グループは、去年12月から署名活動を行ってきました。

 住民投票の実現には有権者の50分の1の署名を集めて知事に条例制定を請求することが必要です。市民グループは、必要数を10万人余り上回るおよそ32万人の署名が有効と確認されたことから、10日に都庁を訪れ、住民投票を実施する条例の制定を求める請求を行いました。

 「今からが始まり。今からがすごく大変なことになると思いますけれども、あきらめずに大人が世の中を変えていくという意気込みで頑張っていきましょう」(俳優 山本太郎さん)

 条例案は来月開かれる都議会で審議され、過半数の賛成で住民投票が実現します。しかし、石原知事は住民投票の実施に否定的な見解を示しているほか、都議会最大会派の民主党も「協議中」としていて、可決の見通しは立っていません。

 「あんなもの、条例つくれるわけないし、つくるつもりもない」(東京都 石原慎太郎知事 今年2月)

 原発をめぐる住民投票については大阪市でも今年3月に条例案が提出されましたが、市議会で否決されています。(10日16:18)

この記事の関連ニュース

2012年5月10日(木)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ