愛しき友への贖罪

昨日からもう、何錠飲んだだろう。

何シート開けただろう。

貴方へ犯した罪で壊れた私。

罪を忘れたいがため薬を飲む。


なのに、私には薬は効かない。


気狂いの私。

貴方の友に相応しくない。

私はよく、ネガティブなことを言って


貴方を不快にさせましたね。


貴方は私に勇気を持てと励ましてくれたけど


私にはどうしても勇気が出せなかった。

貴方の最も大切な人が未だトラウマに捕らわれているように


私もまた、癒えぬトラウマに縛られているのです。


長い長い年月を経て

それはもう私の一部なのです。


貴方はどんな逆境にいても

それを力に変える。

貴方はいつも前を見てる。


私は、弱い生き物。
貴方のように逆境を力に変える強さが欲しかった。


弱い生き物は自然界では淘汰されるのです。

私もこうして朽ちていくのでしよう。


一生癒えぬトラウマに捕らわれて。

言葉は難しい。

愛しい。

大好き。

片想い。


全てが恋愛を想像させる。


そこに恋愛感情が存在しなくとも。


言葉を操り

的確に自分の想いを伝えることができれば

誤解を招くことはないのだろう。

貴方はお姉さんのところへ帰れと言ったけど


私はもう、誰のところにも帰りません。

私が真実の友と望んだのは貴方。


もはや、私に帰る場所はないのです。


私は独り佇みます。
行くことも戻ることもせず。

貴方の信頼を失った私に

これ以上、自分の想いを綴ることは許されるのだろうか。


何を言っても言い訳にしかならないのかもしれない。


でも、それでも

私は貴方に許しを乞い続けたい。


許されないとわかっていても。