各社が一斉に「コンプガチャ」を廃止しひとまず収束 これで終わらず次章は「フリーミアム」の仕組み?

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本日コンプガチャと呼ばれるいわゆるコンプリートガチャが一斉に廃止されるというリリースが各社より報道された。NHN Japan、グリー、サイバーエージェント、DeNA、ドワンゴ、mixiの6社がコンプガチャの新規リリースを取りやめ、また5月中に全て中止すると発表。

これにより消費者庁が指摘した「コンプガチャ」の件は終息したのかと思いきや本当にそうなのだろうか。今回指摘された「コンプガチャ」は射幸心を煽るをいうことで、中止要請を受けた。しかしソーシャルゲームサービスにはコンプガチャ以外にも通常のガチャやセットガチャ、11連ガチャなどまだまだある。それが射幸心を煽るかは別として、それらが今度は消費者から別の角度から指摘を受けるのも時間の問題ではないだろうか。

そもそも今回、消費者庁が動き出したのは2010年度の苦情・相談が5件だったのに対し、2011年度は58件と増加したのも理由の1つだ。苦情相談が寄せられただけでこの数なので、中には苦情を寄せず諦めている人も数多く居たという想定できる。

「基本無料」
の謳い文句に誘われ遊んでみたら、実際には課金が必要だった。こういうサービスモデルをフリーミアムと呼ばれるが、まさにソーシャルゲームにはそのようなゲームで溢れている。無料で誘い込み、有利に進めたければ課金をしなくては行けない。そして一度課金すると続けて課金したくなる射幸心があるのだ。
フリーミアムそのものは問題無いのだが、中には問題となっている例があるようだ。

例をあげると、無料では一定の場所までしか遊ぶことができず、ゲームを全て楽しむには課金が必ず必要という仕様になっているもの。こういった仕様のゲームはソーシャルゲームにも存在し、課金に誘導する仕組みが匠に仕掛けられている。今後はコンプガチャではなく、このフリーミアムの仕組みに消費者庁から指摘が来るのではないかと睨んでいる。
もちろん既存のガチャやその他の課金制度にもまだまだ問題があるのは確かだ。

グリーとモバゲーは15歳未満は月5000円まで、16~19歳は月10000円までと制限を設け多額課金のトラブルが起きないように取り組んでいる。
今後はこういった利用制限だけでなく、課金仕様やフリーミアムの仕組みそのものも見直しが必要なのかもしれない。

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