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ページ更新時間:2012年5月10日(木) 18時57分

てんかん発作事故 有罪を高裁支持

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 三重県四日市市の踏切で、てんかんの発作を起こした男が車で自転車に追突し、2人が列車にはねられて死亡した事故の控訴審で、名古屋高裁は10日、一審の有罪判決を支持し男の訴えを棄却しました。

 四日市市の歯科医師、池田哲被告(47)はおととし12月、乗用車を運転中、てんかんの発作を起こして意識を失い、四日市市羽津町で踏切待ちをしていた自転車の男性3人に追突。2人を踏切内に押し出し、列車にハネられて死亡させるなどした罪に問われていました。

 池田被告に対し、一審の津地裁は禁錮2年10か月の判決を言い渡しましたが、弁護側が判決を不服として控訴していました。

 10日の判決公判で、名古屋高裁の志田洋裁判長は、「被告は運転中に発作が起きる危険性を認識できた」とし、「過失の程度は大きく刑事責任は重大」などと述べ、一審判決を支持し池田被告の訴えを棄却しました。(10日18:44)