偽装表示:名古屋・千種区の業者、表示偽り米販売 県が改善指示

毎日新聞 2012年05月10日 中部夕刊

 複数の品種を混ぜた米を「新潟こしひかり」と偽って販売したなどとして、愛知県は10日、名古屋市千種区の米卸売業「ヤマコウ」(加藤仁社長)に対し、JAS法に基づく改善指示を出した。

 県食育推進課によると、同社は昨年9月から今年3月にかけ、新潟県産コシヒカリに宮城県産ひとめぼれや富山県産コシヒカリを混ぜた米を「新潟こしひかり」と表示して販売するなど、不適正な表示をした米計約1万7149キロを県内のスーパーなどに販売した。加藤社長は県に対し「新潟県産コシヒカリの値段が高騰したので利益を確保するためにやった」などと話しているという。

 県によると11年度の新潟県産コシヒカリは宮城県産ひとめぼれより10キロ当たりの仕入れ価格が約800円高かった。【駒木智一】

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