最終更新: 2012/05/11 00:37

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関東各地で局地的豪雨 2011年に比べ、落雷の数が急増

強い寒気の影響で10日、関東では、局地的な激しい雨に加えて、一時、各地で竜巻注意情報が出されるなど、大荒れとなった。
こうした中、落雷情報の専門会社によると、2012年は2011年に比べて、落雷の数が急増しており、今後も増えるおそれがあるという。
落雷にもいっそうの注意が必要となる。
東京・大田区では、10日午後2時すぎ、全く雨が降っていない状態から、大粒の雨が降り、時折、大きな雷が鳴った。
突然、激しい雨が降り出すなど、10日も首都圏を初夏の嵐が直撃した。
神奈川・横浜市鶴見区では、鳴り響く雷鳴と稲妻が確認できたほか、さらにひょうが降り、芝生が白く見えるほどだった。
そして、千葉市美浜区のQVCマリンフィールドでも、10日午後2時半ごろ、ひょうが降った。
上空5,000メートル付近に流れ込んだ氷点下21度の寒気と、地上との気温差が44度という気象条件で、積乱雲が急激に発達した。
関東各地に一時、竜巻注意報が出されるなど、気象条件は6日、茨城県で大きな被害をもたらした竜巻発生時とほぼ同じだった。
そして、もう1つ、大きな特徴がある。
10日も、各地で発生した落雷の回数が、2012年は激増しているという。
フランクリン・ジャパンの今村益子気象予報士は「昨年(5月)が、だいたい10万個落ちていたんですけれども、ことしに関しては、5月10日現在で、もう46万個発生していますので、4倍以上の」と語った。
列島各地で、竜巻などの突風で大きな被害が出た5月6日も、吹き荒れる竜巻とともに、実は雷もその猛威を振るっていた。
この日の落雷は、全国でおよそ17万7,000個で、富山・魚津市では、農作業中の男性が落雷によって死亡している。
そして、10日も全国でおよそ1万2,000個の落雷が確認されている。
フランクリン・ジャパンの今村益子気象予報士は「きょう(10日)がピークになりまして、あとは来週の後半、また同じように寒気が下りてきますので、そのときにまとまった落雷の発生があるかもしれないです。寒気が周期的に、日本列島に下りてくるという状況が、6月、7月、ずっと続くようであれば、平年よりも落雷が多い年になる」と語った。
例年と違う蛇行した偏西風が原因とみられるこの荒れた天気は、今後もしばらくの間、注意が必要となる。

(05/10 23:50)


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