NHK東海のニュース 名古屋放送局
てんかん発作事故 2審も実刑
踏切待ちの男性3人が乗用車に追突され死傷した事故で、運転中にてんかんの発作で事故を起こした男に対し名古屋高等裁判所は1審に続き実刑判決を言い渡しました。この事故はおととし12月、四日市市で踏切待ちの男性3人が乗用車に追突され、2人が線路まで押し込まれ電車にはねられて死亡し、1人がけがをしたもので、池田哲被告(47)が持病のてんかんの発作で度々意識を失っても運転を控えなかったとして、自動車運転過失致死傷の罪に問われました。裁判で池田被告は「主治医から運転の危険性について説明を受けておらず事故は予測できなかった」と無罪を主張しましたが、1審は禁錮2年10か月を言い渡し、被告側が控訴していました。
10日の2審の判決で名古屋高裁の志田洋裁判長は「事故の前、発作を約20回起こし被告は薬を飲んでも発作を抑えられていないことを認識し、事故を容易に予測できた」「主治医から運転を控えるよう指導されても従わず、過失の程度は大きい」として、1審に続いて禁錮2年10か月の実刑判決を言い渡しました。
05月10日 19時31分
東海のニュース
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