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製品情報

放射線測定器 J-RAY

放射線測定器シリーズ
* 特長 /製品仕様


価格:66,500円
(本体価格:43,800円)
メーカー:十条電子株式会社

J-Rayはプロ向けの測定器を、特に低線量時の測定値に配慮し小型軽量化した、放射線測定器です。自治体、事業所、ご家庭で手軽にお使いいただけます。



特 長
ガラス管式GM管センサー

放射線測定器用として学術的にも、実践的にも定評ある高感度ガラス管式ガイガーミュラー管を採用。φ10×80mmのGM管が広範囲の放射性元素を安定にしっかり捉えます。測定精度は0.01μSv/hと高精度です。(0.001μSv/hモードもあります)。

コンピュータへのデータ収集機能

コンピュータの標準インターフェース、USB端子を持ち、ここからWindowsパソコンに放射線測定器データを送信できます。Windowsアプリケーションを付属、またWebからダウンロードして、新たなソフトで解析する事もできます。


様々な現場に適応します

J-Rayは独自の換算法によってGM管のカウントをシーベルト値で表示。瞬時値(毎時シーベルト)と累積値(シーベルト)を計測、表示できます。どちらの表示でも瞬時値の棒グラフを表示、「平常」,「注意」,「危険」の3区分で分かりやすく注意を喚起します。液晶にはバックライトが付き、暗い所での測定が可能です。

警報が出ます

放射線測定器に設定しておいた値を、瞬時値または累積値が超えると音、LED、振動(ON/OFF可)で警報を出します。ホットスポットの検出などに有効です。

低線量時の正確さに優れます

0.2μSv/h程度以下の低線量場に、長時間生活した時の健康被害が問題になっています。簡易型放射線測定器では誤差が大きく、正しく測定できない問題がありました。J-Rayではこのクラスとしては大型のGM管を使い、放射線測定器内部で統計計算を行う事で解決しています。また放射線測定器の諸設定も、PCから便利に行えます。

カウント君で較正可能

プロ向け放射線測定器には定期的較正が欠かせません。J-Rayは放射線測定器 較正用線源、カウント君で測定値を直接較正でき、校正計算が不要です。

小型軽量です

手のひらサイズの小型で、電池を入れて約100gと軽量です。

 

「セシウムのみしか測れない」というような簡易型放射線測定器ではありません、原子力発電所事故で発生が予想され、福島第一原発でも発生している様々な放射性核種が測定できます。

広範囲のγ線とβ線の一部が測れます

γ線:50keV〜3000keVのエネルギーを持つγ線
β線:200keV〜3000keVのエネルギーを持つβ線(ただしシーベルト換算はγ線に対してのみ、行います。)

本体でもデータグラフが見れます

本体で、過去のデータの概要をグラフで見る事ができます。また、データをPCに送信して、もっと詳しく見る事ができます。

添付ソフトウェア

機能:放射線測定器データのグラフ表示、エクセルファイルに保存,再生。
環境:Windows XP、Vista、7(32bit版)、日本語、英語に対応

瞬時値と累積値、両方測れます

「汚染地域に出張するが、帰ってくるまでの被曝量が知りたい」という用途には、累積値を使います。出発前に累積値を0にクリアし、帰着後に累積値を読めば、「今回の出張は何シーベルトだった」と分かり、「このような出張は年間何回可能?」という問題を解決できます。
瞬時値は環境線量の測定、ホットスポットの検出などに使えます。

J-Rayで測定できる放射性元素の例
セシウム137、134 キセノン 131,133,135
ヨウ素131 コバルト60
ストロンチウム90、89 ウラン235
カリウム40 その他

ご注意:核種の弁別はできません。

製品仕様
J-Ray 型番: JR-G-102 Version 1.2
 
注意:赤字は、工場出荷段階での設定を示す。
表示モード 瞬時値表示モード 累積値表示モード
センサー ガラス管式ガイガーミュラー管 φ10×80mm(内径)
検出断面積≒800mm2
センサー位置印と図面 センサーの中心を示す[+]印を本器裏面に表示。
放射線測定器内のセンサー位置を取扱説明書に表示。
測定可能な核種 Cs137, Cs134, I131, Sr90, Sr89, Xe131,Xe133, Xe135 U235 その他
(核種弁別は不可)
測定可能な線種と
エネルギー範囲
γ線:50〜3000keV
β線:200keV〜3000keV
カウント音出力 放射線粒子を1個検出する毎に1パルス音を発生。停止/再開可能。
データの本体への保存 3500組まで過去の瞬時値を保存可能。保存停止/再開可能。
コンピュータへのデータ送信 USB(Universal Serial Bus V2.0)によって、本体に保存された放射線測定データを、現在の値を含め外部に送信可能。
添付ソフトウェア Windows Xp〜7対応アプリケーションが添付。機能は、
1.過去の測定データ全部のコンピュータへの伝送
2.簡易グラフ表示
3.エクセルファイルへの保存
Webダウンロードプログラム グラフ表示、移動平均、最大値と最小値、瞬時値から累積値への変換、校正補助、厳密な測定補助などエクセル計算シートやアプリケーションなどを用意。
使用言語 日本語、英語
液晶バックライト
(夜間・暗部での 観測用)
通常OFF、ONすると10秒後に自動消灯する。
測定時間 1秒、 60秒、 120秒、 300秒 測定範囲内であれば、時間制限なく測定可能。
移動平均時間 300秒、150秒、60秒
  (測定時間1秒時のみ)
無し
本体での棒グラフ表示 常時 瞬時値を棒グラフ表示する。平常、注意、危険の3領域に分け、ガイダンスを付属表示する。 累積値表示モードでも瞬時値を棒グラフ表示。
本体での過去データのグラフ 3500組までの過去データを100組づつ簡易グラフ表示。 無し
測定単位 0.01μSv/h、0.001μSv/h、μR/h、CPM μSv、mSv
測定可能な範囲 0.01μSv/h 〜 10 mSv/h 0.01 μSv 〜 9999 mSv
累積値のクリア - パラメータ設定メニューから可能。最後のクリア時刻(年月日時分)を記憶し表示する。
測定確度  
相対確度 ±18%以内 ±15%以内
絶対確度 0μSv/h。ただし移動平均時間が短い時は、放射線 粒子放出のランダムさによって、測定値はばらつく可能性がある。 累積値はばらつきの累積となり、表示がばらつく事はない。
再現性確度 ±5% ±5%
校正 校正係数を設定可能。校正測定のため、PCの支援が可能。 瞬時値を校正する事で、累積値も校正される。
校正補助 PCによる校正補助が可能。校正係数を自動計算。
警報出力 LED、音、振動(停止/再開可能) LED、音
警報の閾値 0.25、0.5、1、2.5、5、10、20、50、100μSv/h 1、10、100μSv、 1mSv
警報の応答時間 5秒以内 5秒以内
食品・物品のBq測定 「カウント君」と併用して可能。PC支援あり。
消費電力 2mW以下 (電池寿命は1000時間以上使用可能、ただし電池に依存する。)
動作温度湿度 -10℃〜40℃ 湿度90%以内
外形寸法・重量 61(W) × 117(D) × 22(H)mm 以内 80g以内(電池含まず)

J-Ray ダウンロード

ご購入を検討しているお客様へ

J-Ray カタログ

J-Ray製品の特長、製品仕様などが含まれています。



放射線測定器の比較表

現在日本で販売されている主な放射線測定器とJ-Rayとの機能性の比較表です。

J-Rayをご購入されたお客様へ

J-Rayのスタートアップマニュアル

初めてJ-Rayの製品を使う方も、すぐ使えるように説明をしております。

※製品に付属している説明書です。

J-Rayの取扱説明書

詳細な取扱説明書です。J-Rayをお買い上げのお客様は必ずお読みください。


PCでデータ収集・解析するお客様へ

PC用データ収集ソフト

J-Ray製品をパソコンと連動してデータの保存、グラフなどを表示します。

較正用アプリケーション

弊社の製品カウント君を使ってもっと正確に測るために、適切な係数を算出します。

※J-Ray較正用プログラムとカウント君による食品汚染測定プラグラムがダウンロードできます。

被曝量移動平均測定

「PC用データ収集ソフト」で取り込みPC中に作成したExcelファイルを読み、グラフ化します。

J-Ray関するよくある質問
Q1:  コンクリート表面の測定はできますか?
A1: はい。放射性セシウムが出すガンマ線を測定できます。 コンクリートに含有されるを測定して、毎時シーベルトで表しています。 これが屋外での値と比較して知ることができます。
Q2 材料の測定はできますか?
A2:  これは測定に要求される精密さによって異なります。

 精密に測定する場合 ゲルマニウム検出器をつかったガンマ線スペクトロメータで、核種別に、Bq/kgを測定します。 つまり、Cs137がXXXBq/kg, Cs134がYYYBq/kg、、、などという結果が分かります。 Geγ線SMは非常に高価で運用に専門家が必要ですから通常は専門機関に分析依頼します。 弊社では取扱、分析ともいたしておりません。

 「汚染されていない事の証明」のみ必要な場合 弊社「J-Ray」を使って「汚染されていない」かどうかという測定は可能です。
 砂や細かい砕石であれば、J-Rayを丈夫な袋に入れ密封した上で砂の内部にすっぽり 入れて測定します。
 大きな砕石では上に置きます。10分から30分かけて累積値を測定し、環境と有意な違いが なければ、汚染されていません。もう少し定量的に測定したい場合は 「カウント君」を使用して「食品汚染の測定方法」をご覧ください。
* 資料請求・製品購入に関するお問い合わせは、こちらへ。

ご注意:

  • 製品内容について予告無く変更する事があります。
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