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放射性物質懸念 倒木処分できず5月10日 19時2分
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栃木県益子町では、竜巻による倒木を町で受け入れ、焼却するか燃料として再利用したい考えですが、倒木の放射性物質の濃度を計測する必要があるため、実際に焼却ができるかどうか見通しが立たない状態となっています。
栃木県益子町では、今月6日、竜巻が町内を南西から北東にかけて進んだとみられ、町によりますと、これに沿って倒れたり折れたりした木は合わせておよそ210トンに上ります。
町は、町内に倒木の仮置き場を整備し、今月14日から住宅の庭木を優先して倒木の受け入れを進め、焼却するか燃料として再利用したい考えです。
しかし、栃木県内では原発事故のあと、ごみの焼却灰から高い濃度の放射性セシウムが検出され、庭木の焼却を停止している地域もあります。
このため倒木についても放射性物質の濃度を計測する必要があるということです。
その結果を見て改めて処分の方法を検討するということで、実際に焼却ができるかどうか見通しが立たない状態となっています。
益子町の法師人弘副町長は「まだ去年の震災を引きずっているなかで竜巻の被害が加わってしまった。町民を救済する何らかの方法を見い出したい」と話しています。
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