火力発電、無理やりフル稼働…点検また先送り
読売新聞 5月6日(日)20時43分配信
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出力「0」を示す泊原発3号機中央制御室の表示(5日午後11時3分)=代表撮影 |
供給力の上積みは、廃止を決めた火力発電所の再稼働や、定期点検の1年先送りなど急場しのぎが目立つ。
四電は、火力の坂出発電所2号機の定期点検を1年繰り延べる。昨夏に続いて2回目の先送りだ。トラブルで停止する恐れを抱えたままのフル稼働で、出力35万キロ・ワットの火力発電所1基が止まれば、需要に対する供給力の余裕度を示す供給予備率が6%落ち込む。このため、数値目標を定めて、管内の企業などに節電を要請する検討に入った。
九州電力も老朽化のため昨年度末でいったん廃止を決めていた火力の苅田発電所新2号機(福岡県、37・5万キロ・ワット)の運転を6月から再開し、北電も苫小牧発電所内に小型発電機100基を調達することにした。
福島第一原発事故の影響で昨年、電力不足に陥った東京電力は、被災した相馬共同火力(福島県)の復旧や小型発電機の設置が進み、今夏の供給力不足は回避できる見通しだ。
最終更新:5月6日(日)20時43分
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