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パンダ誘致、6割が賛成 

2012年05月10日

 仙台市が中国からパンダを借りることに、同市と周辺住民の6割が「賛成」――。そんなアンケート結果を9日、同市の広告会社「第一エージェンシー」が発表した。経済効果を見込む声の一方、「震災復興を優先すべきだ」との意見も根強かった。

 4月末、インターネットを通じて仙台市や名取市、塩釜市など14市町村の1210人から回答を得た。

 パンダの誘致に「賛成」「どちらかといえば賛成」は57・9%。30代では62・8%が賛成したが、年代が上がるにつれ反対意見が増える傾向があった。

 賛成の理由としては「観光客の増加で景気回復が見込める」が58・9%と最多。「子どもに夢や希望を与える」は24%だった。反対の理由としては「被災者の生活支援やインフラ整備を」が56・1%を占め、「飼育や繁殖のためのお金が負担」も27・6%あった。「癒やしよりも現実に目を」との声もあった。

 同社の担当者は「行政側には、市民に経済効果などを丁寧に説明し、誘致の目的を理解してもらう必要がありそうだ」と話した。

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