レジェンド・ザ・プロレスリングの「巌流島5・5MACH」が山口・下関市の巌流島で行われ、同市出身の初代タイガーマスク(リアルジャパン)がウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)との龍虎決戦を制した。
剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の伝説の決戦から400年のメモリアルイヤーに実現した巌流島決戦。同地では過去にアントニオ猪木VSマサ斉藤(1987年)、馳浩VSタイガー・ジェット・シン(91年)といった無観客試合が行われてきたが、観客を入れた興行形式は史上初。この日3152人満員の観衆が熱狂した大会のメーンを締めたのは、やはり初代虎だった。
体型こそ大幅に増量してはいるものの、巌流島のある下関が生んだヒーローの一挙手一投足に観衆は大歓声。初代虎は究極龍にツームストーンパイルドライバーからダイビングヘッドバットを〝珍しく〟ヒットさせて一気に主導権を握る。最後は強烈なソバットから猛虎原爆固めで龍虎決戦を制した。
巌流島の決闘史に新たな1ページを刻んだ初代虎。だが、今回の大会成功はあくまで第一歩に過ぎない。というのも、初代虎は、巌流島を決戦の聖地として世界に発信するという野望を抱いているからだ。
「やっぱり、世界が宮本武蔵を、巌流島を知っているわけですから。ボクシングの世界戦とか、やりたい人たちは世界中にいるはずですよ。武蔵が書いた『五輪書』じゃないですが、格闘五輪をやりたいですね」と、破天荒な構想をぶち上げた。
4年に1度、プロレスに加えボクシング、相撲、空手、柔道、剣道、果てはテコンドーやコマンドサンボとといった世界中のありとあらゆる格闘技・武道の祭典を数日間にわたり大々的に巌流島で開催するというのだ。さらに初代虎は「もっと枠組みを広げてもいい。勝負であればいいんですよ。将棋なども面白いかもしれない」と目を輝かせた。
実際にこのプランは巌流島の知名度アップを狙う下関市の戦略と一致する。この日の大会を全面バックアップした中尾友昭下関市長は「やはり巌流島は決戦の聖地ですから、毎年のようにやっていきたい。実際に剣道の試合なんかもやってますし、(他の武道・格闘技が)あっても面白いんじゃないでしょうか。先生(=初代虎)にも色々相談させて頂いて」と前向きな検討を約束した。
巌流島では現在、初代虎に加え盟友の藤波辰爾、長州力の手形モニュメント創設が検討されており、3人は今後、観光大使としての役割も期待されている。初代虎は「本当にここは奇跡の島です」とキッパリ。数々の名勝負を生んできた「聖地の伝説」はこの日、新章に突入した。
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