社会
小樽商大「飲酒に強要あった」
(北海道)
小樽商科大学のアメリカンフットボール部の部員9人が急性アルコール中毒で病院に運ばれた問題で、大学側は「飲酒に一種の強要があった」との認識を示しました。(小樽商科大学の会見)「1年生がバーベキューで焼けた肉を4年生に持っていってその際に紙コップにアルコールをつがれるという慣習がアメフト部にあった。伝統の行事というのも一種の強要かもしれない」
大学が部員に対して行った聞き取り調査で、学生側は「強要はなかった」と説明しました。しかし、1年生に対しては、上級学年の部員につがれた酒を飲み干すよう促す慣習があることから、大学側は一種の強要はあったとの認識を示しました。また、その場にいた部員からは「一気飲み」があったという証言も聞かれました。
(アメフト部員)「バーベキューということで毎年やっていたんですけど(1入生は)未成年なので制限させるのは当たり前なんですけど」「(Q.その場のノリ?)そうですね・・・そういうのはあったかもしれないですね」「(Q.一気飲みをさせたり?)そんなこともありましたけど」
この問題では、おととい、小樽商科大学のグラウンドで酒を飲んでいたアメリカンフットボール部の部員男女9人が、急性アルコール中毒で病院に運ばれ、このうち1年生の男子学生ひとりが意識不明の重体となっています。
[ 5/9 20:06 札幌テレビ]