■ 小樽商大の飲酒事故を受け室蘭工大が啓発を強化
【2012年5月10日(木)朝刊】


 小樽商科大学のアメリカンフットボール部での飲酒問題を受け、室蘭工業大学(佐藤一彦学長)は、あらためて学生に飲酒事故防止を訴える。学内の施設に文書を掲示する準備を進めており、きょう10日にはサークルの代表者に注意を促す。

 室工大学生室によると、新入学生のオリエンテーションやサークルが合宿届を提出する際などには(1)未成年者には酒を飲ませない(2)未成年者は酒を飲まない(3)飲酒は強要しない(4)周囲に迷惑を掛けない―の4点を指導。学生が校内で飲酒すること自体は講義棟周辺を除いて禁止していないが、飲酒の強要による事故は近年発生していないという。

 小樽商大での事故を受け、室工大は飲酒の強要禁止などを求める文書を掲示する方針を9日までに決定。学内の施設すべてに掲げる方向で準備を進めている。同大は年に一度、サークルの代表者との懇談会を開催しており、本年度はきょう10日に行う。今回はこの場でも、約90のサークルに対して注意をあらためて促す。

 同大学生室は「今回の事故はほとんどの学生が知っていると思う。重大さを認識し、自分の行動が取り返しがつかない重大な結果を招くことを知ってもらいたい」と話している。
(有田太一郎)




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