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2ちゃん 削除要請5000件放置
5月10日 11時51分

国内最大級のインターネットの掲示板「2ちゃんねる」が、去年、削除を求められた薬物取り引きなどの違法な書き込みの97%を削除せず、放置した件数が5000件を超えたことが分かりました。
警察庁は引き続き削除を求めるとともに、悪質なケースは管理者側の取り締まりも進める方針です。

インターネット上の違法な書き込みは、警察庁が委託する「インターネット・ホットラインセンター」が管理者などに削除を要請していますが、警察庁によりますと、「2ちゃんねる」では、去年、要請を受けた書き込みの97%に当たる5068件を削除せずに放置していたということです。
これは前の年の3倍近くに上り、ネット上に放置された違法な情報のほとんどを占めています。
内容は、覚せい剤など薬物の取り引きが最も多く、次いで振り込め詐欺などに悪用される通帳や携帯電話の売買に関するものとなっています。
このうち覚醒剤に関する書き込みを巡っては、削除しないことで覚醒剤の購入をあおる行為を手助けした疑いがあるとして警視庁が「2ちゃんねる」の関係先を捜索しています。
警察庁は、引き続き違法な書き込みの削除を求めるとともに、悪質なケースは管理者側の取り締まりも進める方針です。
NHKの取材に対し、「2ちゃんねる」側からはこれまでに回答が寄せられていません。

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