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Androidのタスクキラー系アプリがバッテリー寿命を"伸ばさない"4つの理由

Webや雑誌などを見ると、タスクキラー系のアプリを導入するとバッテリー寿命が伸びる!という記述をよく見かけますが、実際のところ導入してもしなくてもバッテリー寿命はほとんど変わりません。むしろ場合によっては、バッテリー寿命を短くすることもあります。今回はその辺についてちょっと書いてみました。

 

1.タスクキラーアプリが動作していることでバッテリーが消費される

そもそもタスクキラー系のアプリが動作していることで、わずかですがバッテリーが消費されてしまいます。

2.メモリ領域を空けてもバッテリー消費は変わらない

時々見かけるのが、メモリを空けるとバッテリー消費が減るという記述。これは、完全に誤解で、メモリを空けてもバッテリー消費には関係ありません。もちろんメモリ上にあるアプリがなんらかの処理をしていればバッテリーは消費されますが、メモリ上にあるだけではバッテリーは消費されません。

また、Androidでは、メモリが足りなくなると不要なアプリを終了させて、メモリを確保するという機能が備わっているので、タスクキラー系のアプリを使ってメモリを空ける必要はありません。

3.終了する必要のないアプリまで終了させてしまう

ちゃんと設定をしていれば問題はないのですが、設定を間違うと常駐の必要があるアプリを終了させてしまう可能性があります。そもそもそのアプリが常駐する必要があるということを知らない場合もあります。

4.バックグラウンドで終了→起動→終了・・・が繰り返される

3番目の項目とも関係するのですが、アプリの中には、バックグラウンドでアプリの起動状態をチェックして、アプリが終了していたら自動で起動させるというものがあります。

これにより、「タスクキラーアプリがアプリを終了させる」→「アプリの終了を検知して起動させる」ということが繰り返され、無駄にバッテリーを消費させることになります。場合によっては、かなりバッテリーを消費してしまうこともあるので、注意が必要です。

まとめ

適切に設定することで、数%程度バッテリー寿命が伸びることもありますが、設定次第では、逆にバッテリー寿命を短くすることになります。

特に、よく分からないままWebや雑誌の情報を見てタスクキラー系のアプリを入れている人は、必要なアプリまで終了させてバッテリーを消費させている可能性があるので、注意した方がいいと思います。

実際、ぼくも以前はタスクキラー系のアプリを入れていましたが、削除した今もバッテリー消費やスマートフォンの動作はなんら変わりません。

 

タスクキラー系のアプリを導入している人は、試しにアンインストールしてバッテリー消費を確認してみてはどうでしょうか。

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