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初めてのDVDリッピング。

(2009/08/22 17:52)

このたび、生まれてはじめてDVDをリッピングしてPC鑑賞用の動画ファイルを作成したので、その作業記録を残しておきます。

ど素人の覚書です

概要

手持ちの洋画のDVDを、

  • 動画部分(音声無し)を Xvid でエンコードしたAVI
  • 英語音声の MP3
  • 日本語音声の AC3
  • IDX+SUB (Vobsub) 形式のソフトサブ画像字幕

に変換して、mpc + ffdshow で鑑賞できるようにするまでのあらまし。※各ファイルをMUX(結合)する気はなし。

作業環境

Windows Edition
Windows Vista® Home Premium SP1
プロセッサ
Intel® Pentinum® D CPU 2.80GHz
メモリ (RAM)
1.00 GB
作業領域
HDD 空き45Gくらい。NTFS

使用したソフトウェア

使用したソフトウェアは、以下のとおりです。(全部フリーソフトです)

1. リッピングに使用したソフトウェア

2. 字幕の抽出に使用したソフトウェア

3. エンコーディングに使用したソフトウェア

4. 動画の再生に使用したソフトウェア

第1部: リッピング

今回、DVD Decrypter のIFO Mode でリッピングしてみました。設定については、以下のとおりです。

  • 「IFO Mode」タブ の Options の「File Splitting」は「None」に。→ NTFSなので、1ファイルが4GBを超えても支障がないため。
  • 「I/O」タブで、バッファサイズを 256 MB に。→ 景気づけ。
  • 「Sounds」タブで、リッピング完了時のサウンド再生をOFFに。→ 個人的な趣味による。
  • 上記以外は、(たぶん)デフォルトのまま。

で、IFO Mode に切り替えてから、一応 メニュの 「Edit」で「Select Main Movie PGC」 を選択しました。

その結果、今回は「VTS_01」が選択されました。「VTS_02」は映像特定のオリジナル劇場予告編くさいので捨てます。

「VTS_01」の「PGC 1」が選択された状態のまま「Stream Processing」タブに切り替えて、「Enable Stream Processing」にチェックを入れてから、「Video」と「Audio」を「Demux」に変更しました。「Subtitle」は「Direct Stream Copy」のままにしました。

次に、「Decrypt」ボタンを押下してリッピングを開始しました。

-休憩-

20分ほど待つと、リッピングが完了しました。

そこで、お勤めを終えた DVD Decrypter を終了させようとすると、「Failed to set data for 'DVDDecrypterPlayDVDMovieOnArrival'」というエラーのダイアログが表示されました。

内容から察するに、せいぜいレジストリになにか保存しそこなっただけのようなので、ここは完全にスルーしました。管理者権限で実行すれば抑止できそうな気がしますが、どちらかといえばUACの昇格確認のダイアログのほうがわずらわしいので放置の方向です。

リッピングの結果、出力されたファイルは以下のとおりです。

0. メタデータが入っているファイル (IFO) … 100 KB
VTS_01_0.IFO
1. 音声無しの動画ファイル (M2V) … 6.11 GB
VTS_01_1 - 0xE0 - Video - MPEG-2 - 720x480 (NTSC) - 4~3.M2V
2. 英語の音声ファイル (AC3) … 452 MB
VTS_01_1 - 0x80 - Audio - AC3 - 6ch - 48kHz - DRC - English - DELAY 0ms.AC3
3. 日本語の音声ファイル (AC3) … 193 MB
VTS_01_1 - 0x81 - Audio - AC3 - 2ch - 48kHz - DRC - Japanese - DELAY 0ms.AC3
4. (今回は)字幕だけが入っている VOBファイル … 36.4 MB
VTS_01_1.VOB
5. ログファイル
VTS_01 - Stream Information.txt

音声のDELAYが0msだったので、音のズレに悩まされることはなさそうです。

-第1部 完-

第2部: 字幕の抽出

次に、VobSub Ripper で字幕の抽出を行いました。

英語字幕もリッピングしてありますが、個人的に必要なのは日本語字幕のみであり、パッケージで確認したところ このDVDには日本語字幕は1種類しか収められていないようなので、「Japanese」という表現のある最初の字幕データを抽出することにしました。

  1. VSRip.exeを起動する。
  2. 「Load IFO...」ボタンを押下するとIFOファイルを選択するダイアログが表示されるので、リッピング結果の「VTS_01_0.IFO」を選択する。
  3. 「Save To...」ボタンを押下すると、出力するIDXファイル(とSUBファイル)の名前を聞かれるので、ここでは「VTS_01_1」と入力する。※動画データの(最終的な)ファイル名と同じにしました。詳細は後述。
  4. 「Next >」ボタンを押下すると「Extraction settings」のページになるので、「Language」で「01 Japanese (ja)」を選択して「Next >」ボタンを押下する。
  5. 字幕の抽出が開始される。完了したら「Close」ボタンで閉じる。
  6. IDXファイルとSUBファイルが生成されていることを確認する。

-第2部 完-

第3部: エンコーディング

3.1 動画データのエンコーディング

動画データ(M2Vファイル)のエンコードに先立って、とりあえず動画ファイル(M2V)の名前を短いものに変更しました。

  • VTS_01_1 - 0xE0 - Video - MPEG-2 - 720x480 (NTSC) - 4~3.M2V」 → 「VTS_01_1.M2V

また、エンコーディングには FFmpeg を使用しました。

ffmpeg -i VTS_01_1.M2V -vcodec libxvid -b 1000k VTS_01_1.avi

コーデックにXvid、ビットレートに 1000k を指定した理由は特にないのですが、とりあえず個人的には満足している設定です。

2時間20分の動画をエンコードするのに、40分程度かかりました。

3.2 音声データのエンコーディング

音声データは二つあったのですが、

  • 英語音声 (AC3/6ch) … 452 MB
  • 日本語音声 (AC3/2ch) … 193MB

日本語音声は たいしたファイルサイズでもないので、そのまま使用することにしました。

しかし、英語音声は6chあって若干ファイルサイズも大きいため、今回は2chのMP3にエンコーディングすることにしました。

また、音声データのエンコーディングに先立って、音声データもファイル名の変更をしました。

  • VTS_01_1 - 0x80 - Audio - AC3 - 6ch - 48kHz - DRC - English - DELAY 0ms.AC3
    → 「VTS_01_1_01English DELAY 0ms.AC3
  • VTS_01_1 - 0x81 - Audio - AC3 - 2ch - 48kHz - DRC - Japanese - DELAY 0ms.AC3
    → 「VTS_01_1_02Japanese DELAY 0ms.AC3

なお、音声データのエンコーディングにも FFmpeg を使用しました。

ffmpeg -i "VTS_01_1_01English DELAY 0ms.AC3"
-acodec libmp3lame -ab 192k -ac 2 "VTS_01_1_01English DELAY 0ms.mp3"

今回はMP3にエンコーディングしたので、ビットレートとしては 聞いていて個人的に違和感がでないぐらいの 192k にしました。

# 192k は若干やりすぎだったかもしれません。160k でもだいたいよさそうです。

音声データのエンコーディングは、10分程度で完了しました。

-第3部 完-

第4部: エンコーディングした動画の再生

※ffdshow (tryouts) を事前にインストールしてあります。

リッピングとエンコーディングの結果として、以下のファイルが出力されました。

  • VTS_01_1.avi
  • VTS_01_1_01English DELAY 0ms.mp3
  • VTS_01_1_02Japanese DELAY 0ms.AC3
  • VTS_01_1.idx
  • VTS_01_1.sub

上記の動画ファイル(VTS_01_1.avi)には、音声も字幕も入っていません。したがって、単純に再生すると非常に味気ないことになるのですが、mpcで上記の動画ファイルを再生すると、mpcがファイル名から推測して音声と字幕も自動で読み込んでくれます。

もう少し詳しく書くと、以下のとおりです。

  • mpcは、再生された動画ファイルの名前と同じ文字列で始まる音声ファイルがあれば、それらも読み込む。
  • mpcは、再生された動画ファイルと同じ名前の字幕ファイルがあれば、それらも読み込む。

※これは、ドキュメント等で読んだ情報ではなくて個人的に気がついた動作なので、もしかしたら特定バージョンのみの仕様かもしれません。

また、mpcが字幕を読み込んでくれるようするには、以下の設定変更も必要でした。

  • 「View」 > 「Options...」 の 「Playback」 > 「Output」で、「DirectShow Video」を「VMR7 (renderless) **」に変更してから、mpcを再起動する

この設定値がデフォルトのままだと、自動での読み込みだけでなく、手動での字幕の読み込みもできません。

「File」メニュから「Load Subtitle...」しようとすると、以下のエラーになります。

To load subtitles you have change the video renderer type and reopen the file.
- DirectShow: VMR7/VMR9 renderless or Haali's
- RealMedia: Special renderer for RealMedia, or open it through DirectShow
- Quicktime: DX7 or DX9 renderer for QuickTime
- ShockWave: n/a

-第4部 完-

おわり。

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