福島、葉タバコ栽培を再開 「伝統産地守る」鉢に葉タバコの苗を植える渡辺文武さん=4月、福島県田村市 東京電力福島第1原発事故で昨年、全域で作付けを自粛した福島県内の葉タバコ農家が、本格的に栽培を再開している。日本たばこ産業(JT)は、放射性セシウムの基準値を1キログラム当たり100ベクレルに設定。基準を超えそうな場合は作付けができないが、栽培可能となった農家は意欲を見せている。 2010年の福島県の葉タバコ生産量は全国7位。だが、県たばこ耕作組合は昨年4月、県内全域で作付け自粛を決定。市場規模の縮小でJTが廃業する農家を募ったところ、全国から約4100戸が応じ、うち福島県は約500戸で最多だった。 【共同通信】
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