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玄海町議長、県職員と「官官接待」 町長も新たに判明 | ||
東松浦郡玄海町の岩下孝嗣議長が2009年3月から昨年1月にかけ、佐賀県職員との会食費として議長交際費で3件、8万6千円を支出していたことが7日、分かった。同町と県職員との「官官接待」をめぐっては、県の調査などで岸本英雄町長が交際費で少なくとも延べ55人と会食していたことが明らかになっているが、09年3月にも県職員6人を接待していたことが新たに分かった。 新たに判明した4件は、すべて町内の県道整備に関する会合後の懇親会費で、岸本町長が1次会費、岩下議長が2次会費を負担していた。 町によると、岩下議長は09年3月に唐津土木事務所職員2人を接待し、町側を含む8人分計2万4千円を議長交際費で支出。10年2月には同事務所職員2人らとの飲食費として2万4千円、昨年1月にも同事務所長ら県職員4人を含む12人で会食し、3万8千円を使った。岸本町長は09年3月の1次会費として、同事務所職員6人ら15人分の食事代3万円を支払っていた。 いずれも町長交際費をめぐる問題を受け、県が行った調査では明らかにされておらず、議長交際費分については県職員が費用を負担したかどうかは分かっていない。 唐津土木事務所の原澄男所長は昨年1月の1次会への出席は「間違いない」と認める一方、2次会については「覚えていない」とし、1月の県の聞き取り調査でも「はっきりしないと答えた」という。県職員課は「玄海町に情報提供を求め、それを基に事実確認したい」としている。 |
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2012年05月08日更新 |