民主党元代表・小沢一郎被告(69)を強制起訴した検察審査会に対し東京地検が提出していた捜査資料などについて、検察官役の指定弁護士は15日、弁護側に対して「審査会の議事は非公開なので、証拠として開示しない」と回答した。
これを不服として、弁護側は同日、指定弁護士に開示を勧告するよう東京地裁に求めた。
元秘書・石川知裕衆院議員(38)を取り調べた東京地検特捜部の検事が、実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記していたことが発覚したのを受け、弁護側は「他にも不適切な資料が検察審査会に提出されていなかったか、確認が必要だ」と開示を求めていた。
捜査時にゼネコンを調べた際のメモについても弁護側は開示を求めていたが、指定弁護士は「企業や個人名が記載されており、開示できない」と回答した。