【和蝋燭の温度測定】

北川邦行教授(工学博士)と杉本幸夫社長(株)エフテクノのご協力のもと、和蝋燭の温度測定を行いました。
北川邦行研究室HP  http://www.apchem.nagoya-u.ac.jp/
(株)エフテクノHP http://www.ftechno.com/

測定方法

可視二色法熱画像システム「VIO」を使用し、800℃〜3000℃の高温領域の温度をマッピング。
私の和蝋燭(50匁)と一般的な洋ロウソク(30号)の炎の温度を測定致しました。

左から杉本幸夫社長、北川邦行教授私(松井規有)です。


和蝋燭(50匁)の測定画像

洋ロウソク(30号)の測定画像


最高(平均)

最低(平均)

和蝋燭
(白50匁)

約1500℃

約940℃

洋ロウソク
(30号)

約1530℃

約1100℃
※計測温度は絶対温度表示なので、セ氏では画像写真の目盛より273℃引いた数値となります。

和蝋燭は洋ロウソクより炎の温度が僅かに低いことがわかりました

炎の温度は和蝋燭が約1500℃〜約940℃、洋ロウソクが約1530℃〜約1100℃でした。
温度の分布には大きな違いがみられました。和蝋燭は炎が大きく、中心部分から外にかけて温度が上がっています。中心の太い芯から空気が供給されているようです。またゆらめきが大きく、炎の形は一定ではありません。
一方、洋ロウソクは中心部分から高温で、炎は小さく一定の形をしています。

和蝋燭職人 松井規有


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