事件【小沢氏控訴】「今朝まで悩んだ」指定弁護士葛藤の2週間 小沢弁護団は「大変違和感」+(3/3ページ)(2012.5.10 00:02

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【小沢氏控訴】
「今朝まで悩んだ」指定弁護士葛藤の2週間 小沢弁護団は「大変違和感」

2012.5.10 00:02 (3/3ページ)
小沢一郎元代表への無罪判決に対し、検察官役の指定弁護士が控訴。会見を行う弁護団 =9日午後、司法記者クラブ (大西正純撮影)

小沢一郎元代表への無罪判決に対し、検察官役の指定弁護士が控訴。会見を行う弁護団 =9日午後、司法記者クラブ (大西正純撮影)

 冒頭、控訴の感想を聞かれた弘中氏は、「弁護士の感覚からすると、1審で無罪となった人をさらに被告として裁判を続けることに大変な違和感がある」と述べ、「指定弁護士は検察と違って、弁護士の感覚を持っているものだと期待していた」と続けた。

 また、弘中氏は「もともと検察が不起訴にし、検察審査会がとりあえず裁判所で白黒つけてもらおうと起訴したもの。地裁の結論がもう少し尊重されるべきだ」とも指摘。「新しい証拠が出てくる事件とは思えず、ただ納得できずに控訴したのならば、遺憾だ」と指定弁護士の判断に疑問を呈した。

 ロス疑惑や郵便不正事件など多くの著名事件で無罪を勝ち取り、「無罪請負人」と称される弘中氏。小沢被告は、側近議員を通じて、引き続き弘中氏に弁護を依頼したい意向を示しているといい、会見では、早くも、控訴審に向けて再度の無罪獲得に意欲をにじませた。

 1審判決で石川知裕衆院議員ら元秘書による虚偽記載が認定されたことに触れ、「こちらも納得できないところがあり、弁護人として全力を尽くして、一日も早く無罪判決を確定させたい」と述べた。

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