高速夜行バス:運転手2人体制を要請 国交省

毎日新聞 2012年05月10日 02時31分

 46人が死傷したバス会社「陸援隊」の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は9日、高速夜行バスについて運転手を2人体制にするよう「日本バス協会」(約2200社)とバス会社や旅行会社などでつくる「高速ツアーバス連絡協議会」(約90社)に要請した。

 国交省はバス運転手の1日最大「運転距離670キロ」指針や「運転時間9時間」基準を見直す方針。しかし、抜本的な過労運転防止策の検討には時間がかかるとみられ、緊急対策として自主的措置を講じるよう業界団体に口頭で要請した。

 一方、国交省は同日、陸援隊のバスが走行するはずだった東京ディズニーランドまでの距離を指針に沿って算出すると715キロになり、上限の670キロを超えると発表した。指針では一般道の走行距離を2倍に計算するため。同社側が公表した旅行会社の配車指示書通りだと、実際に走らなかった石川県内での客の送迎が加わり837キロになるという。

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