トップページ社会ニュース一覧“食べログ 業者の意図的書き込みは問題”
ニュース詳細

“食べログ 業者の意図的書き込みは問題”
5月9日 23時12分

“食べログ 業者の意図的書き込みは問題”
K10050096611_1205100049_1205100054

飲食店の検索サイトで、いわゆる「口コミ」代行業者が店の評価を意図的に高める書き込みをしていた問題で、消費者庁は、インターネットの広告に関するガイドラインに、こうした行為は法律に違反するおそれがあるという文言を明記し、業者に対し注意を呼びかけています。

この問題は、飲食店の検索サイト「食べログ」で、利用者の「口コミ」を代行する業者が一部の店から代金をもらってその店の評価を高める書き込みをしていたもので、消費者庁は「消費者を誤解させるようなうそは確認できなかった」として法的処分は見送ったものの、再発防止策を検討していました。その結果、明らかな「うそ」と認められなくても、意図的な書き込みによって店の評価が左右された場合は、不当な内容の宣伝を規制する景品表示法に違反するおそれがあると判断し、インターネットの広告に関する従来のガイドラインを改め、「事業者や代行業者などが多数の書き込みを行い、消費者の間で好意的に評価されているかのように表示することは法律上、問題となる」という文言を明記しました。
これについて福嶋長官は記者会見で、「今後は、評価を左右することで消費者を誤解させたと認定できれば法的な措置を講じるので、ガイドラインに反することのないようにしてほしい」と述べ、事業者に注意を呼びかけました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ