トップページ社会ニュース一覧豚肉輸入 “関税21億円免れる”
ニュース詳細

豚肉輸入 “関税21億円免れる”
5月10日 0時51分

千葉県栄町の食肉販売会社の元社長が豚肉を輸入した際の関税およそ21億円を不正に免れていたとして、千葉地方検察庁に関税法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、千葉県栄町の食肉販売会社「グッドフーズ」の元社長、鈴木明善容疑者(60)です。
千葉地方検察庁によりますと、鈴木容疑者は平成20年5月からのおよそ10か月間に、豚肉の輸入にかかる関税およそ21億円を不正に免れたとして、関税法違反の疑いが持たれています。
豚肉の輸入を巡っては、国内の畜産農家を保護するため、価格が国の定める基準より安い場合は、その差額を関税として徴収する「差額関税」と呼ばれる制度がありますが、鈴木容疑者は、この制度を悪用して輸入価格を実際よりも高く申告して関税を免れていた疑いがあるということです。
鈴木容疑者は、豚肉の輸入で得た所得を隠し、法人税およそ6億円を脱税したとして、ことし3月に、逮捕・起訴されていました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ