NHK大分県のニュース　大分放送局

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巡査が人身事故　警察に届けず

別府警察署の２０代の男性巡査が、去年１１月に別府市で軽乗用車を運転中に自転車に乗っていた男性をはねる事故を起こしたにもかかわらず、およそ４か月間、警察に届け出ていなかったことがわかりました。
警察によりますと、事故を起こしたのは別府警察署の地域課の２０代の男性巡査で、休みだった去年１１月８日に別府市の市道で自分の軽乗用車を運転していて自転車に乗っていた７０代の男性をはねました。
巡査は救急車を呼ばずに自分の車で男性を市内の病院に連れて行き、男性は両ひざを打撲する１０日間のけがをしたということです。
ことし３月に市民から別府警察署に情報が寄せられて巡査に確認したところ、事故を起こしたことを認めて警察に届けを出したということです。
警察によりますと、巡査は男性に対して治療費や示談金を支払っていて、「動揺して病院に連れて行くことを優先してしまった。反省している」と話しているということです。
道路交通法では事故を起こした人が直ちに警察に届け出ることを義務づけていて、警察は、自動車運転過失傷害と事故不申告の道路交通法違反の疑いで巡査から任意で話を聞くなどして捜査しています。別府警察署の後藤信義副署長は、「警察官が事故を届け出なかったことは大変遺憾で申し訳ない。指導を徹底して再発防止に努めたい」と話しています。

05月09日　12時12分

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