なるほドリ:「身の丈」に合った国体って? /滋賀
毎日新聞 2012年05月09日 地方版
◇拠点が育てたトップ選手 財政難、前回「遺産」どう活用
なるほドリ 滋賀で国民体育大会(国体)が開かれるって聞いたよ。
記者 嘉田由紀子知事が2月、県内開催を目指すと表明したんです。実現すれば1981年のびわこ国体以来2度目で、24年に順番が回ってくると県は想定しています。嘉田知事は「県の財政は厳しいので身の丈に合った国体を目指したい」としています。
「スポーツ振興の起爆剤になる」と歓迎する県体育協会は「施設の老朽化や指導者の高齢化といった課題解消には時間がかかる」と文科省や日本体育協会への申請を早期に進めるよう求めています。
Q 以前の施設は使えないの?
A 財政難の県は09年、前回国体の競技場として建てた「国体の遺産」を含む70施設の見直し計画(10〜14年度)を発表しました。スポーツ施設では▽虎御前山教育キャンプ場=長浜市▽柳が崎ヨットハーバー=大津市▽ライフル射撃場=同▽比良山岳センター=同▽栗東体育館=栗東市▽アーチェリー場=愛荘町▽伊吹運動場=米原市−−の市町などへの移管を打ち出しました。