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おおい町長“国の覚悟見えない”
5月9日 18時56分

福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡って、地元おおい町の時岡忍町長は、国の対応について、「『原発を動かす』という国の覚悟が、今のところ見えない」と述べて、強い不快感を示し、国に改めて考えを問いただす意向を明らかにしました。

これは、福井県のおおい町の時岡町長が、9日、記者団に対して明らかにしたものです。
時岡町長は、まず、京都府や滋賀県などが大飯原発の運転再開に慎重な姿勢を示していることについて、「立地自治体は、原発を誘致して以降、常にリスクを抱え続けているのだから、その気持ちをくみ取るべきだ。関西は今頃、何をおっしゃっているんだという感じだ」と述べました。
そのうえで、時岡町長は、国が関西の自治体を説得できていないうえ、先月14日に枝野経済産業大臣が福井県を訪問して以来、地元に対して十分な説明がないことについて、「『原発を動かす』という国の覚悟が、今のところ見えない」と述べて、強い不快感を示し、現在行われている町議会の意見集約が済みしだい、国に改めて考えを問いただす意向を明らかにしました。

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