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国立天文台研究者死亡 殺害で捜査5月9日 14時32分
南米のチリで死亡した日本の国立天文台の研究者について、地元の警察は、これまでの捜査の結果、この研究者が何者かに殺害されたとみて、捜査を始めました。
チリの首都サンティアゴの住宅街で、7日午前2時ごろ、日本の国立天文台の研究者、森田耕一郎さん(58)が頭にけがをして自宅のアパートの前で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。
地元の警察は、森田さんの財布や携帯電話が現場になかったことや、現場付近では叫び声を聞いたという人もいることから、8日、何者かに殺害されたものとみて、捜査を始めました。
警察では、現場近くの防犯カメラの映像を調べるなどして、当時の状況を捜査しています。
森田さんは、日本と欧米各国などがチリで進めている電波望遠鏡の観測プロジェクトに参加するため、2年前から断続的にチリに滞在しており、事件のあった夜は知人と食事に出かけていました。
国立天文台によりますと、森田さんの家族は準備が整いしだい、チリに向かうということです。
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