中国、北京五輪に警察犬を積極動員
11月 12, 2007
(中国通信=東京)南昌11日発新華社電によると、中国公安省捜査局の安衛星副局長は11日から江西省廬山で始まった07年作業犬技術理論シンポジウムで発言し、来年の北京五輪で警察犬を積極的に動員すると表明した。
シンポジウムには中国の公安、軍隊、武装警察、税関、検査検疫、地震救助などの作業犬専門家200人余りとドイツの警察犬技術の専門家が出席している。
安副局長は次のように指摘した。公安機関の警察犬は犯罪予防・摘発の重要な手段であり、事件捜査、治安、国境警備、消防、麻薬取り締まり、密航取り締まり、テロ対策などで他が代わることのできない役割を果たしている。集計によると、今年1—9月だけで、全国で警察犬技術部門の出動は4万9140回、警察犬の使用は延べ4万7572頭に上り、1万1019件の事件の解決に寄与し、社会の安定維持に重要な役割を果たした。
シンポジウムは11日から13日まで開かれる。公安省捜査局の主催で、中国作業犬管理協会、公安省警察犬技術学校、公安省南昌警察犬基地が担当。出席者は警察犬を北京五輪の警備に動員することや作業犬の捜索・救助応用研究、税関の作業犬の応用などについて意見を交換する。