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「原発はいらない」 札幌市内でデモ行進 移住者ら訴え

(05/08 16:00)

ツイッターなどで集まり札幌市中心部で行われた若者らの脱原発デモ

ツイッターなどで集まり札幌市中心部で行われた若者らの脱原発デモ

 日本のすべての商業用原発50基が停止した翌日の6日、札幌市中央区で脱原発を訴えるデモが行われた。放射能汚染を心配し、東京から江別に移住した無職加藤雅己さん(29)らのツイッターなどの呼びかけに応じ、280人の若者や親子が参加した。

 加藤さんは、会社勤めをしていた昨年7月、放射能汚染から1歳の息子を守りたいと退職し、江別へ。今年4月初めから1カ月間、ツイッターやフェイスブックでデモ参加を呼び掛けた。

 参加者は午後1時に大通西8を出発、二条市場を経て大通西2まで約2・5キロを、「原発ZERO大行進」と書かれた幕を持つなどして歩いた。これに先立ち、東京のラッパーなど4組が大通公園でライブを行い、「原発はなくても生きていける」などとラップや歌で訴えた。

 4歳の長男を連れて参加した主婦梅村麻由美さん(33)は昨年8月、東京都田無市から、実家のある札幌市東区へ移住。「子供が東京で砂遊びをするだけで放射線量が高いかもとびくびくした。原発はいらない」と話す。

 加藤さんは「組織がない若者でもネットの力で参加を呼びかけ、脱原発の意思表示ができた」と手応えを感じている。(長谷川綾)

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