小樽商科大:飲酒重体で、アメフット部活動停止
毎日新聞 2012年05月08日 23時57分(最終更新 05月09日 00時27分)
北海道小樽市の小樽商科大で7日夜、飲酒したアメリカンフットボール部員の男女9人が病院に運ばれ、1人が意識不明の重体になった問題で、同大は8日記者会見し、9人のうち7人が未成年だったことを明らかにした。アメフット部では4年生が1年生に酒をついで飲ませる習慣があったといい、同大は当面、同部を活動停止とするとともに「部内で酒の強要があった」として厳しく処分する方針。
同大によると、搬送されたのは男子部員4人、女子マネジャー5人で、男子はいずれも今年入学した1年生。女子は1年2人、2〜4年各1人で、1、2年の3人が未成年だった。
同部の合宿は5〜8日の予定で行われ、7日午後3時から部員約75人がグラウンドで「花見」としてバーベキューをしながら飲酒した。午後5時ごろに解散したが、その後も一部の部員は飲み続けたという。
重体になった学生(19)は気分が悪くなって横になっているのを他の学生が気付き、119番した。他の8人もかなり酔い、別の1年生男子学生も一時意識不明になったが、回復した。部長や顧問は参加していなかった。