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北米 漂着物の処理に懸念の声5月9日 0時21分
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東日本大震災の津波で流されたオートバイなどが相次いで見つかっている北アメリカの西海岸では、このほかにも被災地からとみられるがれきが相次いで漂着し、地元ではどう処理すればいいのか、懸念する声が上がっています。
東日本大震災による津波では、壊れた家屋などががれきとなって大量に海に流出し、一部はすでに太平洋を挟んだ北アメリカの西海岸に漂着し、今後、さらに大量に流れ着くことが予想されています。
先月18日、宮城県から流されたオートバイが見つかったカナダ西部のグラハム島では、これまで海岸に打ち上げられたことのなかった発泡スチロールや断熱材のようなものが最近流れ着くようになりました。
現地では、漂着したがれきが放射性物質に汚染されていないか、不安の声も上がっているため、島にある自治体の中には放射線の測定器を設置したところもあります。
一方、漂着したがれきの処理について、地元の自治体は予算規模が小さいことから、政府や州と検討したいとして方針を決めておらず、住民は集めた漂着物を自宅などに保管しているのが現状です。
震災から1年以上がたって、北アメリカで持ち上がった漂着したがれきの問題は、今後、さらに大きくなることが懸念されています。
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