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日本は学生の評価や入試に手を抜きすぎている - 2012年05月07日~08日のツイート

2012年05月08日 00:37

橋下徹

教育委員会が政治判断をしている?

産経新聞さんありがとう!http://t.co/zOkiexug やっと大阪の内申書問題が表の議論に乗っかりました。大阪だけがおかしかったのです。府民は皆知りませんでした。公立中学校では給食なしという大阪の現実。これも全国的にみて異常だと言うことを府民は知らなかった。

公立中学校の給食については府教委も市町村教委も一致団結して数年内で普及する計画となりました。ただし、堺市だけは給食はやらないとのことです。堺市民の皆さん、大阪は堺市を除いて42市町村が公立中学校の給食へ進みますよ!府民・市民は他市町村の動きを知らないと損をします。

さて大阪の内申書ですがhttp://t.co/zOkiexug 大阪府民だけが大阪の特殊性を知りません。陰山委員長も絶対評価、先ほど松井知事と話しましたが知事も絶対評価です。にもかかわらず何故相対評価のまま?これは事務局の価値観なのでしょうか?

学力調査テストの市町別結果公表について、陰山さんが入られる前の府教委事務局は文科省の実施要領という紙切れ通達を頑なに守ろうとして公表は出来ないと言ってきました。知事時代すったもんだして陰山さんにも教委に入ってもらい、大阪は市町村別結果公表に踏み切りました。

http://t.co/zOkiexug ところが内申書問題では大阪府教委事務局は文科省の指導を頑なに拒否している。これはおかしい。これは事務局が文科省の通達に従うのか従わないのか政治判断をしていることに等しい。

http://t.co/zOkiexug 僕らは何でもかんでも霞が関に反対しているわけではない。おかしいと思った場合に反対するだけ。今回の内申書問題では松井知事も文科省の考えに賛成。陰山委員長も文科省の考えに賛成。にもかかわらず教委事務局が文科省の考えに反対するなら相当な理由が必要

大阪の内申書問題における知事、陰山委員長、その他の教委、教委事務局の議論は、どのように教育行政の意思決定がされるのかの実情が分かる注目の議論となります。 http://t.co/zOkiexug

赤旗新聞を税金で購入して、僕を独裁者呼ばわりする共産党の活動資金に貢献する

知事時代も府庁全体で新聞・雑誌・その他購読紙の部数整理をやった。そしたら年間8000万円の節約。市長になっても同じことをやったら今度は年間1億円の節約。共産党はね、口を開けば、橋下は独裁!独裁!と言う。赤旗新聞も。選挙期間中もその後も今もまあ誹謗中傷だらけ。

赤旗新聞なんて税金使って買うもんじゃねえ!と思って松井知事と話したら、松井知事は「赤旗新聞も役所にとっては貴重な情報源。またきちんとした報道機関だから僕らのチェックの役割もある。」だって。松井知事、大人ですね~!しびれる!

だから一般ルールで購読紙の整理はしたけど、赤旗新聞も大阪市役所と大阪府庁はきっちりと購読継続する。だいたいね共産党よ、どこの独裁者が、自分を独裁者呼ばわりする新聞を自分の組織で購入するんだ?本当の独裁国家で独裁を学べ。独裁者は自分を独裁者呼ばわりする者を許さない。それが独裁だ。

赤旗新聞を税金で購入して、僕を独裁者呼ばわりする共産党の活動資金に貢献するけど、維新の会ジャーナルは、大阪市役所、大阪府庁では購入しません。それをやっちゃお終めえよ。

日本は学生の評価や入試に手を抜きすぎている

さて陰山府教委委員長のリーダーシップの下、大阪の内申書問題がようやく動き出しそうです。http://t.co/ViFCg9XP 内申書の絶対評価、相対評価にはそれぞれメリット、デメリットがありますが、相対評価のデメリットはとてつもなく大きい。

http://t.co/ViFCg9XP ところが、府教委は絶対評価のデメリットばかりを強調する。相対評価のデメリットは技術的に乗り越えることができない致命的なものである。相対評価は教員・授業の水平比較を しなくてもいい制度。各教員の授業、テストなどは全て教員の自由に任される。

http://t.co/ViFCg9XP その学校での順位だけで内申書を付ければいいので、他校との比較は問題とならない。素晴らしい授業をするA校といまいちな授業をするB校は比較されることなく、それぞれの学校内での順位だけで内申書が付けられる。それが絶対評価になるとどうなるか?

絶対評価になると学校同士で基準のすり合わせをしなければならない。10とはどういうものか、9とはどういものか、8とは、7とは・・・・全て基準をはっきりさせなければならない。ここで各学校、各教員の水平比較がなされる。これが重要。作業は大変だが。http://t.co/ViFCg9XP

絶対評価にすればテストの点数だけでなく、授業態度、学級活動、クラブ活動などなど全てにおいて基準をはっきりさせなければならない。しかも他校とすり合わせをしながら。これが本来の評価だろう。ところが相対評価になるとその学校での順位のみ。

特に評価の境は最悪だ。8と7の境目。7と6の境目は、単純な順位の違いに過ぎない。一番違うだけで評価が一つ変わることになる。その順番は何?この永遠の疑問に大阪の教育現場は回答せずに、これまで相対評価の内申書を貫いてきた。全国で大阪だけのこの異常な内申書制度に府民は気付いていない。

絶対評価になればなぜ9なのか、なぜ8なのか、なぜ7なのかがはっきりとする。学校によってそれぞれの評価の生徒数が異なることにもなるだろう。ここが難しい所だがそれは基準を明確にすれば解決する。これが本来の内申書制度。学校も教員も水平比較される。http://t.co/ViFCg9XP

絶対評価は基準作りの作業が大変である。しかしそれは評価には絶対に必要な最低条件。そして基準さえ作れば生徒間、学校間の不公平はなくなる。学校・教員も他校と水平比較される。相対評価だと学校・教員は他校と比較されない。そして学校間、評価の分かれ目のところでの不公平感は制度的に解消しない

内申書の評価は、絶対評価しかない。陰山委員長も、松井知事も、文科省も皆絶対評価派。全国46都道府県も絶対評価。にもかかわらず大阪府教育委員会事務局だけが相対評価を堅持。これが大阪の現状。http://t.co/ViFCg9XP

公立中学校に給食がない事も、内申書の相対評価も大阪だけが特殊。これくらいは全国標準にしたいものだ。給食は堺市以外は実施することになる。あとは内申書の絶対評価だけ。陰山委員長に期待しています。http://t.co/ViFCg9XP

内申書の絶対評価にも色々問題はあります。基準をきっちりと定め他校と調整しないと、評価のインフレが起こったりします。結局、今の高校入試制度が時代遅れなんです。入試日当日の一発のペーパー試験と内申書。これで何を見るのでしょうか?

教育評論家は現実を認識せず理想論を言いますが、教育改革は詰まるところ入試改革です。大学入試が変われば高校教育が変わります。高校入試が変われば中学教育も変わるのです。これが現実です。

教育論を語りたがる者は多い。しかし日本の教育を変えようと思えば入試を変えることが一番のキーポイントだ。一発のペーパーテストの出来不出来、しかも数点差で合否が別れるなんて馬鹿げている。中学時代、高校時代の定期テストの積み上げや、その他活動の状況をしっかり評価する。

公立高校の当日のペーパーテストは私立のように学校毎に違っていいじゃないか。面接を導入する学校があってもいい。重要なことは中学や、高校での生活全般をどう評価し、本人の意気込みや可能性をどう測るか。日本は評価や入試に手を抜きすぎている。

※このエントリは橋下徹市長のツイートを時系列に並べたものです。今回はリツイートを省略しております。

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